月刊 ★ ねじまき 

2018年 10月 08日 ( 1 )

はぎ・すすき・・・

計算の前の芒と後の萩      なかはられいこ
    (第154回ねじまき句会 題詠「算」より)

秋の七草である。私は、〈はぎ・すすき・ききょう・なでしこ・おみなえし・ふじばかま・くず〉と覚えているので、芒と萩が並んで出てくるのがとても自然に感じる。計算の前と後で変化があるというのはイメージしやすい。では、前は何で後は何か。「前の芒と後の萩」っておもしろいじゃない!意味がどうこうじゃなくて、口ずさんで楽しい。秋の七草は花を目で見て楽しむと言われる。その花の中では芒の花だけがずいぶん異質なので、その点でも前に芒を持ってくることで、前と後の変化というイメージをつくりやすいと思う。「後の萩」に関しても、桔梗・撫子・女郎花・藤袴では音数が合わないのもさることながら、花の印象が強くなりすぎる。葛は食用という感じがして、これもまた芒の相棒にはなりづらい。つらつら考えてみると「萩」にまさるものはないのである。するりと口をついて出たような愛唱性がありつつ、非常によく考えられた一句ではないだろうか。

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by nezimakikukai | 2018-10-08 19:47 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)



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