『おもしろ川柳200回記念合同句集』
川柳講座「おもしろ川柳」は2005年に瀬戸市で始まった。講師は丸山進さん。そのメンバーの中から、中川喜代子さんと青砥和子さんがねじまき句会にも参加。丸山、中川、青砥は現在もおもしろ川柳会とねじまき句会の両方で活動している。それにしても200回という時間の積み重ねは分厚い。ねじまきは今月が195回だったはず。いつ追い越されたのかなあ。メンバーそれぞれの川柳20句とエッセーからなる合同句集は、持ち重りのする1冊である。丸山さん、中川さん、青砥さんの20句の中から私のお気に入りを紹介させていただく。
スキップもゴシップもまだまだ出来る 丸山進 丸山進見参!みたいでうれしくなる句だ。『アルバトロス』で「セクハラをしないと誓い家を出る」と言っていた丸山節は健在である。この軽妙さ、馬鹿々々しくて温かくてうれしくなってくる感じは丸山さんにしか出せない。スキップもゴシップもどんどんどうぞ! 風鈴をちょっと鳴らしてから仕舞う 中川喜代子 「ちょっと鳴らしてから」がとてもいい。夏が終わって仕舞うときに、ちょっと鳴らしたい気持ち、夏を惜しむ気持ち、そういうささやかな機微を見逃さないところが好きだ。毎日の暮らしの中に、まるで機を織るみたいに川柳が織り込まれていく。 つらららららとけてうららららかな夜 青砥和子 春がやってくることは「ららら」なのだ。その弾む気持ち、期待感が伝わってくる。「つらら・らら」「う・ららら・らかな」と読むのが私のお気に入り。読み手を信頼して「ら」を並べた思いっきりのよさも潔い。 おもしろ川柳会は201回、202回と歩みを続けている。300回も400回もまだまだいける!おめでとうございます。
by nezimakikukai
| 2022-05-18 20:56
| 火曜日にはねじをまく
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