四音彷徨思いあたる節がどこにもないきゅうり 瀧村小奈生 7月句会の題詠「節」の句である。選句理由などについて話しているときに、「どこにも」という部分が「あんまり」なんかのほうがおもしろいのでは?という話が出た。そうかなあ?→うん、たしかに!というのが作者であるわたしの心の動きである。「どこにも」のところをどうするかについては、投句するぎりぎりまで一番悩んだところだったのだ。「ほとんど」「ちっとも」「すこしも」「全然」「そんなに」……そういえば、「あんまり」は考えていなかった。いい塩梅の軽い感触だと思われる。 思いあたる節があんまりないきゅうり こっちでいくかなあ。と、他の候補も含めてお直しすることを考えた。そこからが長いのである。とにかく確定できない。きょうAをよいと思ったのに、あすはBに傾くといった次第だ。そんなに考えるほどの句か?という疑問もわいてきたりして、いよいよ決まらない。 思いあたる節がーーーーないきゅうり 現在はこんな宙ぶらりんなことになっている。
by nezimakikukai
| 2018-08-21 19:27
| 火曜日にはねじをまく。
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