月刊 ★ ねじまき 

浪越靖政さん。

浪越靖政さんは、かぎりなく優しい穏やかな笑顔を浮かべた人である。声もまた優しくて、物腰は柔らかい。その浪越さんが、句集を送ってくださった。新葉館出版から出ている『川柳作家ベストコレクション 浪越靖政』という句集である。冒頭のページに浪越さんの言葉がつづられている。
  伝統芸術は日々進化をしつづけることで、
  時代から受入れられ支持されてきた。
  川柳も例外ではない。
  常に向上を目指していかなければ、
  すぐに時代から取り残されてしまう。
句集の最初に浪越さんの覚悟というか矜持が示されているのが清々しい。果たして、私はそんなふうに川柳と向き合っているだろうかと改めて考えさせられる。甘んじない、妥協しない、とどまらない。あたりまえだが、難しいことも確かだ。川柳の大先輩がこんな覚悟を持って言葉と向き合っていらっしゃることが、とても心強く感じられた。

一句また一句 源泉かけ流し   浪越靖政

言葉を巧まずに、あふれ出る真情をそのまま一句にして紡ぎ出すということなのだろうか。にこにこ笑っていらっしゃる顔が浮かぶ。ぜひお尋ねしてみたい。

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by nezimakikukai | 2018-02-14 17:44 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(1)
Commented by 浪越靖政 at 2018-02-15 14:28 x
句集の紹介ありがとうございます。
人物紹介には照れていますが…。
「源泉かけ流し」は深い句でなくて、循環式の温泉でなく、かけ流しのように、次々と新鮮な句ができればとの願望です。
まずはお礼まで
<< 『hibi』 『晴』より。 >>



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