月刊 ★ ねじまき 

句集『n≠0 PROTOTYPE』

兵頭全郎さんが送ってくださっシャープなデザインの句集。わ、す、すうがく・・・とちょっとビビりながら開く。全郎さんは一度ねじまき句会にも参加してくださったのだけれど、たまたま(そんなこと滅多にない低い確率なのに)私はお休みしていてご一緒できなかった。返す返すも残念なことであった。句集のなかの気になった句たちへ。

こめかみで続く絵本をめくる音
  絵本をめくる音ならいいかなあ。頭の中に海が広がりそうです。

起きてしばらく太平洋にひとり
  起きてしばらくは、そうですね。ただ茫洋と太平洋。

山にいて山の固さになる蚯蚓
  なぜだか運命という言葉を思ってしまいました。

河童闇となりの舟も空でした
  「舟も空」というわけのわからない状況にかなり惹かれます。

法螺貝を通った風の帰り道
  山伏さんのあの法螺貝を通り抜けた風のこと、初めて考えました。

卒業をほぼフルーチェの固さまで
  「まで」ってなんなんだろう?フルーチェが怪し過ぎて気になります。

句集のページから、淡々とした心地よい〈ひとりぼっち気分〉の香りが漂っているような気がする。

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by nezimakikukai | 2018-01-16 23:23 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)
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