プレアデス星団冬の胃におさめ 魚澄秋来
2月のねじまき句会、題詠「胃」から。今年は「にくづき」シリーズなので、内臓が出てくるのは覚悟していたが、いきなりの「胃」である。みんな苦吟したはずだ。この素材をどうすればいいのか、わたしも途方にくれた。そういう中から、この句が出てくるのだから、題詠にトライする価値はやはり高い。「胃」はあくまで「胃」でありながら、「胃」という言葉から通常連想される世界をうち破っている。冬の夜の冷気、その清澄感、星の青白い光。それらが、はっきりと感じ取れるのは、「冬の胃におさめ」る行為を読み手がなぞるからである。胸にも腹にも代えられぬ「胃」なのだということを、この句に教えてもらった。
by nezimakikukai
| 2015-02-24 22:49
| 火曜日にはねじをまく。
|
Comments(0)
|
カテゴリ
フォロー中のブログ
外部リンク
最新のコメント
最新のトラックバック
検索
メモ帳
タグ
ライフログ
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ファン申請 |
||