第112回ねじまき句会
題詠「煮」
1.関東煮みたいな出汁が出てる町/北原おさ虫 (3票:米山 丸山 会田) 2.クラスメイツ良くも悪しくも煮えたぎる/青砥和子 3.なすの煮浸しここにしかない夜となりし/八上桐子 (8票:なかはら 瀧村 北原 安藤 妹尾 三好 青砥 ながた) 4.またすぐにさびしくなるね豆を煮る/妹尾凛 (8票:八上 北原 安藤 米山 三好 会田 青砥 ながた) 5.全方位的に完璧な煮くずれ/瀧村小奈生 (5票:なかはら 八上 米山 三好 青砥) 6.煮立てても半煮えのまま受動態/三好光明 (1票:青砥) 7.一塊の肉の重さが煮えていく/安藤なみ (5票:なかはら 八上 丸山 妹尾 会田) 8.鶴亀も煮干にするぞあの国は/会田ゆう子 (1票:ながた) 9.甘い時に肩まで浸り煮られてる/丸山進 (1票:妹尾) 10.面取りを充分にして煮くずれる/米山明日歌 (4票:瀧村 北原 安藤 三好) 11.煮られつつ冬瓜馬車にならんとす/なかはられいこ (4票:瀧村 丸山 安藤 ながた) 12.落ちていた銀の月なら煮沸する/ながたまみ (8票:なかはら 瀧村 八上 北原 米山 妹尾 丸山 会田) 雑詠 1.やみくもにむすびの中をのぞかれる/米山明日歌 (6票:瀧村 北原 安藤 三好 丸山 会田) 2.制服のひまわり風に向くそっと/会田ゆう子 (3票:安藤 米山 妹尾) 3.ほぼまるい不定愁訴のような月/瀧村小奈生 (6票:なかはら 八上 安藤 丸山 会田 青砥) 4.つり革のひとつ揺れ方違ってる/丸山進 (8票:なかはら 八上 米山 妹尾 三好 瀧村 青砥 ながた) 5.岩絵の具膠に魔法懸けられて/三好光明 (1票:北原) 6.太刀魚の三分割に死が光る/安藤なみ (2票:妹尾 三好) 7.夕空にジンジャーエール手風琴/妹尾凛 (2票:安藤 丸山) 8.七月の七がちからをふりしぼる/なかはられいこ (5票:八上 瀧村 北原 青砥 ながた) 9.きっかけはカモメを追って飛んだこと/青砥和子 (6票:なかはら 八上 米山 三好 会田 ながた) 10.灯台の8秒毎にくる痛み/八上桐子 (9票:なかはら 瀧村 米山 妹尾 北原 丸山 会田 青砥 ながた) 11.梅雨明けの摩文仁を濡らす蝉の雨/北原おさ虫
by nezimakikukai
| 2014-07-29 10:06
| 句会結果報告
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