月刊 ★ ねじまき 

第155回ねじまき句会

題詠「箸」

1. 高らかに箸割るランチ咲く黄バラ / 早川柚香

1票:大嶽)

2. 箸先にやぶる雲呑ピン芸人 / 八上桐子

(4票:二村 犬山 妹尾 米山)

3. フワフワとブログを漁る迷い箸 / 三好光明

(2票:大嶽 中川)

4. 箸一膳アングロサクソンを倒す / 岡谷樹

(6票:瀧村 早川 丸山 大嶽 猫田 米山)

5. 秋の暮パントマイムの箸二膳 / 丸山進

(7票:犬山 中川 三好 安藤 妹尾 猫田 八上)

6. 雲つかむ話聞いてるまよい箸 / 中川喜代子

(5票:瀧村 早川 丸山 安藤 岡谷)

7. ぬるい雨箸が折れても蜂のはら / 犬山高木

(2票:二村 三好)

8. 箸置きに風が立つまであと二秒 / なかはられいこ

(4票:青砥 早川 三好 安藤)

9. 迷い箸 一昨日あたりまでもどる / 米山明日歌

(4票:なかはら 青砥 中川 八上)

10.割り箸はきれいに割れて欲しかった / 猫田千恵子

(2票:瀧村 妹尾)

11.民法と正しい箸の使い方 / 瀧村小奈生

10票:なかはら 犬山 中川 早川 丸山 安藤 大嶽 岡谷 八上 米山)

12.覗き見に菜箸使うアマテラス / 大嶽春水

(4票:二村 犬山 猫田 米山)

13.片方の箸に鼓動が付きまとう / 安藤なみ

(3票:青砥 丸山 岡谷)

14.夕暮れなんて割り箸で垂直に / 妹尾凛

(6票:なかはら 瀧村 二村 青砥 三好 岡谷)

15.箸があと3.5ミリ長ければ / 二村典子

(3票:なかはら 妹尾 八上)

16.煮凝りを箸で崩してだんまりと / 青砥和子

1票:猫田)

「雑詠」

1. 美しくTシャツのタグこぼれ出る / 青砥和子

(6票:なかはら 早川 三好 安藤 大嶽 八上)

2. そんなものまで箸でつまんで / 二村典子

(4票:中川 早川 岡谷 妹尾)

3.甘皮のような憂鬱あきをゆく / 妹尾凛

(2票:三好 大嶽)

4.紅葉のスタートをきるこぼれ梅 / 安藤なみ

5.ウンナンとドリフ歌丸チャップリン / 大嶽春水

6.鈴の音に似ている星の消える音 / 猫田千恵子

(5票:瀧村 犬山 中川 三好 丸山)

7.待ってますヒモの長さをかえながら / 米山明日歌

(8票:瀧村 青砥 早川 丸山 岡谷 妹尾 猫田 八上)

8.野分け去りそして薔薇科の飛行船 / 犬山高木

(4票:なかはら 安藤 妹尾 米山)

9.出陣にそなえ履物揃えとく / 中川喜代子

(2票:大嶽 八上)

10.年齢不詳性別ブロッコリー / 瀧村小奈生

(5票:なかはら 二村 丸山 岡谷 猫田)

11.ザリガニにガキの頃からギリがある / 丸山進

(5票:瀧村 青砥 犬山 大嶽 猫田)

12.気管支にからむ魏呉蜀秋の空 / なかはられいこ

(7票:瀧村 青砥 犬山 中川 岡谷 猫田 八上)

13.廃墟マニアって熟れすぎたいちじく / 岡谷樹

(7票:なかはら 二村 青砥 犬山 中川 早川 米山)

14.頑固さと怯えガチャガチャガキのよう / 三好光明

(1票:米山)

15.そばかすを浮かべる船の丸い窓 / 八上桐子

(6票:二村 三好 丸山 安藤 妹尾 米山)

16.末成りのカボチャが嗤う渋谷駅 / 早川柚香

(2票:二村 安藤)


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# by nezimakikukai | 2018-11-02 18:34 | 句会結果報告 | Comments(0)

第33回国民文化祭・おおいた2018「連句の祭典」

11月3日(土)・4日(日)の2日間、国民文化祭の「連句の祭典」が開催される。場所はは大分県別府市。ねじまき句会からは、二十韻「苗札に」「夏みかん」「誰か呼ぶ声」の3巻の作品を応募した。いずれも入選。入賞ではないので、そんなに威張れたものでもないけれど、シングルヒット3本で打率10割なら、かすりもしなかった去年よりは成長していると言える。『ねじまき』♯5に掲載の予定なので、作品をもう一度読み直していたら、紆余曲折すったもんだの過程がよみがえって楽しかった。やりとりをする一座の空気が連句の醍醐味である。ねじまき連句も恒例になってきてうれしい。
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# by nezimakikukai | 2018-10-31 23:06 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

ひらがなもがな

だきかたがちがうちちははそふそぼや   広瀬ちえみ
わたしたちおとなですからひきょうもの  佐藤みさ子
さるすべりすこしすべってまたすべる   柴田美都
いちじくかざくろかあねかおとうとか   柴田美都
まっとうなおとなよろめいてはいるが   浮千草
あることをないことにしてしまうばしょ  広瀬ちえみ
たましいがよろこぶようなことをして   中川東子

『川柳杜人』259号中の平仮名だけで書かれた句である。作者はどんな意図をもって平仮名だけの表記を選択するのか。また、平仮名だけで書かれていることによって、読者は何を受け取るのか。そんなことを考えていたので、手元にあった『杜人』を開いて探してみたら、思っていたよりもたくさんの平仮名の句が見つかった。こんなふうに並ぶと暗号のようである。なぜ、平仮名を選ぶのか。漢字は表意文字なので、漢字表記にすると本来の意味が幅を利かせすぎるということもあるだろう。平仮名が表音文字であるために、ひとつひとつの音が生きてくるということもある。意味が不鮮明になることで、違和感やたどたどしさやが協調される。曲線のつらつらと並ぶ視覚的効果も無視できない。平仮名があり、片仮名があり、漢字を使うにしても選択肢がある日本語であってこそ、川柳や俳句や短歌と言った短詩は成立するのだろう。


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# by nezimakikukai | 2018-10-30 23:05 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

おばあさんとかおじいさんとか

川柳を書く人の平均年齢は何歳くらいなのだろうか。年齢を平均することに特に意味はないのだが、俳句や短歌よりは若い作家が少なそうではある。そのせいか、作品の中に老いが詠まれていることも多い。作者の実感を伴うことが表現されるとすれば、それも自然なことではあるが、自虐的だったり、諦めの境地がしみじみと詠み込まれているだけでは、つまらない気がする。ささやかな幸せを大切に生きる謙虚な人は好きだけれど、川柳作品として定番化してしまうことには抵抗を感じる。「川柳 杜人」259号の中で、こんなおばあさんとおじいさんを見つけた。おもしろい!

針の穴抜ける巨きなおばあさん
炎天の穴から小さいおじいさん

加藤久子さんの「おろおろと八月」の中の二句である。穴を抜け出るおばあさんとおじいさんの画像を何度も繰り返して再生してしまった。


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# by nezimakikukai | 2018-10-19 18:37 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

夏の終わり方

母音だけ残して夏物を仕舞う     月波与生
    (『おかじょうき』2018年9月号より)

子どもの頃は、夏が終わりを感じることができた。今は、ついうかうかと通過してしまう。もう10月だというのに半袖の服を片付けることができずに、ぐずぐずしている。秋が短くなったと言う人も多い。昔は、夏物を仕舞い秋冬物を出す衣替えは季節の変わり目のイベントだった。エアコンのある暮らしがあたりまえになり、クローゼットが充実して、「夏物を仕舞う」という行為も曖昧になりつつある。昭和を感じさせるノスタルジックな行為と言ってもいいかもしれない。こんな夏の終わり方に惹かれるのは昭和人の証だろうか。この句の「母音だけ残して」のせつなさ、乾いた喪失感の表現が魅力的だ。この母音は、a だと私は確信している。

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# by nezimakikukai | 2018-10-09 10:44 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

はぎ・すすき・・・

計算の前の芒と後の萩      なかはられいこ
    (第154回ねじまき句会 題詠「算」より)

秋の七草である。私は、〈はぎ・すすき・ききょう・なでしこ・おみなえし・ふじばかま・くず〉と覚えているので、芒と萩が並んで出てくるのがとても自然に感じる。計算の前と後で変化があるというのはイメージしやすい。では、前は何で後は何か。「前の芒と後の萩」っておもしろいじゃない!意味がどうこうじゃなくて、口ずさんで楽しい。秋の七草は花を目で見て楽しむと言われる。その花の中では芒の花だけがずいぶん異質なので、その点でも前に芒を持ってくることで、前と後の変化というイメージをつくりやすいと思う。「後の萩」に関しても、桔梗・撫子・女郎花・藤袴では音数が合わないのもさることながら、花の印象が強くなりすぎる。葛は食用という感じがして、これもまた芒の相棒にはなりづらい。つらつら考えてみると「萩」にまさるものはないのである。するりと口をついて出たような愛唱性がありつつ、非常によく考えられた一句ではないだろうか。

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# by nezimakikukai | 2018-10-08 19:47 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

「レントゲン・レンタル」降臨

レントゲン・レンタルほっとけばすぐ帰る   二村典子
         (第154回ねじまき句会 雑詠より)

説明がつかないのである。けれども素通りできない。何に呼ばれるのかわからないが、句の引力に引き寄せられる。「レントゲン・レンタル」で放り出されて、「ほっとけばすぐ帰る」で軽く突き放される。言ってみれば、投げやりな感じが心地よいというところだろうか。「ほっとけばすぐ帰る」ということしか言っていないと思うのだが、それに対して「レントゲン・レンタル」が音だけでくっついているところがおもしろい。ren/renという共通の音を含む二つの単語、「レントゲン」と「レンタル」は意味としては結びつかない。この無責任な単語の選択と「ほっとけばすぐ帰る」への流れが、妙に肌に馴染むのである。後で作者に聞いたところ、「レントゲン・レンタル」がするすると降りて来たらしい。そっちが先か!立ち現れた言葉に「ほっとけばすぐ帰る」を付けたということなのだが、聞いてみればそれはそれで納得できる。もし、付けた言葉が「ほっとけばすぐ帰る」でなければ句の引力は発生しないのだから、そこに作者の力が働いたというべきであろう。

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# by nezimakikukai | 2018-10-07 18:00 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

第154回ねじまき句会

課題「算」

1. ピンク色なのでポイント加算する/猫田千恵子

(4票:なかはら 瀧村 大嶽 妹尾)

2. 数はいま詩となるカシオ計算機/八上桐子

(6票:なかはら 二村 青砥 岡谷 大嶽 猫田)

3. 筆算のまだ傾いていく背中/瀧村小奈生

(8票:丸山 安藤 犬山 八上 大嶽 妹尾 猫田 水野)

4. 検算で変わらなかった愛の粒/水野奈江子 

(1票:安藤)

5. いもうとが緑になって泣く誤算/青砥和子

(4票:丸山 中川 三好 米山)

6. 計算の前の芒と後の萩/なかはられいこ

(8票:瀧村 二村 青砥 中川 八上 米山 猫田 水野)

7.目算で三粒を拾うミトンの手/岡谷

(3票:丸山 三好 水野)

8.算盤の瞳ここではないどこか/妹尾凛

(2票:なかはら 水野)

9.その木だけカラスの群れる植木算/米山明日歌

(8票:瀧村 青砥 安藤 中川 三好 八上 妹尾 猫田)

10.算段がついて土蔵をひとまわり/安藤なみ

(5票:二村 犬山 八上 米山 大嶽)

11.算段がつかぬ月夜のつるとかめ/中川喜代子

(3票:なかはら 岡谷 妹尾)

12.算盤が嬉キと泣くイケない遊び/丸山 進

(2票:犬山 三好)

13.駈け廻る誤算ご破算通過算/三好光明

(3票:瀧村 岡谷 米山)

14.ういろうを切り分ける母の算術/大嶽春水

(3票:丸山 安藤 中川)

15.コノタビハ酢酸引き算エフェドリン/犬山高木

(1票:二村)

16.算数よりも制服が似合わない/二村典子

(3票:青砥 犬山 岡谷)

雑詠

1. ハートビートがきこえる私鉄沿線/犬山高木

(3票:中川 妹尾 水野)

2. 神無月聖母マリヤの上に月/中川喜代子 

(4票:青砥 岡谷 米山 大嶽)

3. そうなのとマダガスカルな顔でいう/米山明日歌

(5票:丸山 安藤 中川 妹尾 猫田)

4. レントゲン・レンタルほっとけばすぐ帰る/二村典子

(3票:なかはら 瀧村 三好)

5. 止まり木になろう小鳥はやって来る/三好光明

(2票:青砥 大嶽)

6. 玉葱のタマとネギとで紅白戦/丸山 進

(1票:青砥)

7. 陽が沈むきょうの誰かを道ずれに/安藤なみ

(3票:なかはら 中川 水野)

8.縦横に風の悪さを責めている/岡谷

(3票:丸山 二村 安藤)

8. 特売の玉子の中のマリアさま/青砥和子

(6票:なかはら 二村 犬山 八上 妹尾 猫田)

10.母国語は真実になるインタビュー/水野奈江子

(2票:岡谷 大嶽)

11.くるくると梨剥く夜はあかるくて/瀧村小奈生

(10票:なかはら 丸山 青砥 安藤 犬山 八上 米山 妹尾 猫田 水野)

12.とまらない水寝ころぶと見える耳/八上桐子

(6票:瀧村 二村 犬山 岡谷 三好 猫田)

13.かろうじてキーホルダーの鳥の青/なかはられいこ

(7票:丸山 瀧村 二村 岡谷 三好 八上 米山)

14.ひじきふくらむ闇のように段々/妹尾凛

(7票:瀧村 安藤 犬山 中川 八上 米山 大嶽)

15.遊泳禁止 河童ですが何か/猫田千恵子

(1票:三好)

16.多肉植物うなる真夏日つづく/大嶽春水

(1票:水野)


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# by nezimakikukai | 2018-09-28 17:25 | 句会結果報告 | Comments(0)

THANATOS石部明 4/4

小池正博さんと八上桐子さんの心のこもったお仕事である。石部明さんの作品をこうして読ませていただけるのは本当にうれしい。わたしの言葉が触れたことのない世界だ。ひんやりと静かに、しかもひりひりと研ぎ澄まされて。

眼球を放れば粒になって散る   石部明

からだは、わたしのものでありながら、いつでも、たやすくわたしから分離する。眼球もまた然り。粒になって散るものを皮膚感覚で受け止めながら、闇の深さを感じている。そんなことを想像した。
THANATOSの表紙の黒が少し明るくなったようだ。石部さんの作品を読むたびに、闇の中の光あるいは光のの中に潜む闇ということを考えてしまう。

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# by nezimakikukai | 2018-09-19 23:07 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

芙蓉覗けば 人の声する    なかはられいこ

芙蓉の美しい季節だからというわけではなく、最近、この句と何度目かの親しい時間を過ごしている。最初に出会ったのは、川柳を始めた頃だから十数年前のことだ。これまでに何度芙蓉を覗き込み、何度声を聞いたことか。「人の声する」と読めば、たちまちほっと安心してしまう。わたしにとってはそういう句である。決して派手な句ではないけれど、大切な一句だ。五七五・十七音(この句の場合は、七七・十四音だが)は短い。だからこそ、邪魔にならずに身につけていて、身につけていることすら忘れて過ごしているのではないか。あるとき、ふと思い出して取り出してながめたり手に触れたりしてみることもできる。なかなか、ありがたい代物である。
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# by nezimakikukai | 2018-09-13 17:42 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

残像

まなぶたを閉ぢて芍薬落ちてくる   宮本佳世乃
             (『オルガン』14号より)

わたしの視界に芍薬の無数の花弁が現れる。ゆっくりと落ちてくる。そして落ち続ける。残像ということを思う。何かが起こってしまった後でその少し前の光景が鮮明に立ち現れることがある。何度も何度も、まるで復習するようにその光景がくりかえされる。「あのこと」が起こる前の光景。それは確実に起こってしまってやり直すことはできないと承知しているのに、残像は繰り言のように消えない。芍薬の紅の鮮明さが、こんなことを想起させたのだろうか。読むことは、読んでいる私自身ですら思いがけないものを運んでくることがあって不思議だ。
『オルガン』はいま最も気になる雑誌のひとつである。14号では、大井恒行さん、浅沼璞さん、宮崎莉々香さんによる対談が、とても楽しくて興味深かった。柳本々々さんと浅沼璞さんの往復書簡も毎回楽しみにして読ませていただいている。『ねじまき』も5号に向けてやんわりと始動したので、素敵な雑誌を読むとちょっと緊張する。

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# by nezimakikukai | 2018-09-10 11:37 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

丸栄のチリメンメリンスドンスオビ   中川喜代子

2018年6月30日、江戸時代から続く名古屋の老舗デパートのひとつ、丸栄が閉店した。掲句は、生粋の名古屋人(いまは瀬戸の住人だが)中川さんの名古屋愛を感じさせるキュートな一句である。縮緬、メリンス、緞子帯とは、丸栄の前身が十一屋という呉服屋さんだったことからきているのだろう。「チリメンメリンスドンスオビ」と片仮名表記されることで、意味を離れた音となって、手毬歌か何かの歌詞のように心地よく耳に響く。よそ者のわたしとちがって、栄の丸栄とともに名古屋で暮らしてきた人たちにとって、単なる百貨店の閉店や時代の変遷という以上の衝撃的なできごとだったようで、連日のようにテレビでも報道されていた。丸栄閉店は、わたしのなかに、中川さんのこの句とともに残っていくのだなと思う。
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# by nezimakikukai | 2018-08-28 23:07 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)



川柳句会「ねじまき句会」の公式サイトです
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