月刊 ★ ねじまき 

うかんむり。

2016年の題は「うかんむり」シリーズに決定!2月の「安」からスタートだ。「うかんむり」なんて、かなりポップな部首なのにまだだったとは意外。「字」「完」「宅」「宛」「官」「実」「家」「宗」「定」「審」「宝」「容」「案」などなど、すぐにつるつると思いつく漢字がある。その中から栄えある題に選ばれるのは11個のみである。題に出会い、自分の句に出会い、みんなの句に出会い、そうやって今年も過ごしていくのだと思う。なんかうれしくなってくるなあ、ことし。
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# by nezimakikukai | 2016-01-26 23:21 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

第20回杉野十佐一賞。

おかじょうき川柳社の第20回杉野十佐一賞が発表された。題は「息」。ねじまきメンバーも奮って参加した。

吹き出しの中のわたしは生臭い    青砥和子
繭ほどく螺旋の息に沿うように     青砥和子
もみじとは息を交換していない     安藤なみ
くしゃみして解剖台を追われたの    安藤なみ
ひと息ついて、いいなあと思う空    妹尾凛
のほほんと溶けてゆくバターの吐息  妹尾凛
息止めて止めて止めて止めて 欅   瀧村小奈生
吐く息にまじるアリューシャン列島   瀧村小奈生
モナリザは息ぬきをする閉館後     中川喜代子
ひ、ひ、ふーぬるりと赤い月が出る   猫田千恵子
四階でエレベーターを降りる息     猫田千恵子
正式な息は一吸い二吐きです      丸山進
補聴器と眼鏡はずしてからの息     八上桐子
「し」に息がいりますあたらしい息が   八上桐子

1点以上を獲得した句を並べてみた。大健闘である。
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# by nezimakikukai | 2016-01-19 22:32 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(2)

「大人になるまでに読みたい15歳の短歌・俳句・川柳」

全3巻。ゆまに書房から出版される。第1回配本の①「愛と恋」は巻頭文が穂村弘さん、編・エッセイが黒瀬珂爛さんだ。②「生と夢」は巻頭文が夏井いつきさんで、編・エッセイが佐藤文香さん。③「なやみと力」の巻頭文は長嶋有さん、編・エッセイがなかはられいこさん。第1回配本が1月25日で、以後毎月1冊刊行される。
黒瀬珂爛さん、佐藤文香さん、なかはられいこさんによって、15歳の男の子や女の子のために編まれた短歌と俳句と川柳の本というところが興味深い。15歳のン倍の年齢だが、いやひょっとしたらそんなトシだから覗いてみたいのかもしれないとも思う。新年早々のわくわく。申年、なかなかよい出だしである。
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# by nezimakikukai | 2016-01-12 23:27 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(1)

あけましておめでとうございます。

今年もねじまき一同ぎゅいんぎゅいんとねじまいてがんばります。どうぞよろしくお願い申し上げます。今年の最初ですから、できたての「ねじまき」#2の〈いの一番〉を掲げます。

空に満月くちびるにウエハース    なかはられいこ

「空」「満月」「くちびる」「ウエハース」って素敵なものが素敵そうに並んでるのに、この唇にウエハースがくっついちゃいましたパサパサ・・・なやるせなさというか可笑しさはなんなんだろう。はずし方が、なかはられいこらしくて好ましいとわたしは思う。おもしろいけど、ちゃんとせつない。この句を先頭に280句が並ぶ。今回は、リレー作品評ということで、アイウエオ順でみんなが次々に書いた。だから「なかはられいころん」を書いたのはながたまみちゃんである。ながたまみを先頭に14名それぞれの評が続く。
2016年、川柳ねじまきのスタートである。
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# by nezimakikukai | 2016-01-05 14:47 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

第127回ねじまき句会

題詠「臓」

1.もの言わぬ臓器うつ病かも知れぬ/ 北原おさ虫
 (3票:中川 ながた 樋口)

2.心臓を浸した十二月の青/ 瀧村小奈生
 (7票:なかはら 中川 ながた 北原 青砥 妹尾 八上)

3.怖いもの見たさに飛び出す心臓/ 青砥和子
 (8票:丸山 犬山 ながた 米山 三好 樋口 大嶽 八上)

4.猫を抱く五臓六腑の重さかな/ 樋口りゑ
 (5票:丸山 瀧村 安藤 米山 猫田)

5.鬼灯にしまわれ赤き心の臓/ 魚澄秋来
 (3票:なかはら 猫田 妹尾)

6.歯ごたえのある君の心臓ピンク/ 妹尾凛
 (4票:丸山 犬山 青砥 大嶽)

7.均一の臓器をかしき鳥貴族/ 八上桐子
 (4票:なかはら 魚澄 猫田 妹尾)

8.美しいあなたを創る臓器展/ 丸山進
 (5票:なかはら 魚澄 青砥 三好 樋口)

9.始まりも終わりも知らず動く臓/ 三好光明
 (1票:大嶽)
10.心臓の逞しき音サイヤ人/ 大嶽春水

11.暗闇の心臓音をつかみ出す/ 米山明日歌
 (5票:中川 犬山 瀧村 北原 大嶽)

12.五臓六腑探しつずける鯉のぼり/ 中川喜代子
 (4票:丸山 瀧村 ながた 八上)

13.出刃触れたとたんぷりっと出る臓器/ 猫田千恵子
 (2票:安藤 三好)

14.キャベツからまず心臓を取り出して/ なかはられいこ
 (11票:魚澄 犬山 安藤 米山 北原 青砥 三好 猫田 樋口 妹尾 八
上)

15.トラトラトラ奇襲された臓器たち/ 犬山高木
 (2票:魚澄 安藤)

16.はらわたと言われて拗ねている臓器/ 安藤なみ
 (4票:中川 瀧村 米山 北原)


「雑詠」

1.ほつれ毛は脚本にないから畳む/ 安藤なみ
 (4票:丸山 犬山 中川 大嶽)

2.12月やたらでてくるバカボンのパパ/ 犬山高木
 (3票:なかはら 青砥 妹尾)

3.MADE IN CHINAの空の(5分ください)/ なかはられいこ
 (1票:妹尾)

4.靴下の穴を小指の方にする/ 猫田千恵子
 (8票:瀧村 ながた 米山 安藤 青砥 三好 樋口 八上)

5.ドアノブの手前で象か確かめる/ 中川喜代子
 (4票:魚澄 ながた 樋口 大嶽)

6.ここからはR指定の滝の音/ 米山明日歌
 (8票:なかはら 魚澄 丸山 犬山 瀧村 安藤 大嶽 八上)

7.青空の彼方の空気清浄機/ 大嶽春水
 (2票:瀧村 北原)

8.最強と言われた穴が身を隠す/ 三好光明
 (2票:瀧村 樋口)

9.安売りの桃色吐息詰め放題/ 丸山進
 (3票:中川 北原 三好)

10.先割れスプーンあたらしいおとうさん/ 八上桐子
 (11票:なかはら 魚澄 丸山 犬山 中川 ながた 安藤 青砥 猫田 樋口
 妹尾)

11.夜にとけそうでとけない冬の浪/ 妹尾凛
 (2票:米山 青砥)

12.告白をたやすくさせるオリオン座/ 魚澄秋来
 (4票:中川 北原 大嶽 八上)

13.生まれつき設置してあるカタパルト/ 樋口りゑ
 (5票:犬山 安藤 米山 北原 三好)

14.寄せられた夜空のひとつ青いまま/ 青砥和子
 (1票:猫田)

15.第二志望は冬の電信柱です/ 瀧村小奈生
 (9票:なかはら 魚澄 丸山 ながた 米山 三好 猫田 妹尾 八上)

16.エルニーニョ テロと関係ないらしい/ 北原おさ虫
 (1票:猫田)
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# by nezimakikukai | 2015-12-30 12:02 | 句会結果報告 | Comments(0)

田中外くん。

「ねじまき」#2の表紙の男の子である。muukaというバンドのVocal&Guitarだ。「ねじまき」#1を気に入ってくれて、今回は表紙のモデルを引き受けてくれた。外くんの書く歌は、とてもまっすぐだ。まちがいなくシャイな男の子のまっすぐな思いが胸にツンとくる。私はライブのリハのときに撮影させてもらったのだが、パーカッションのもっちーくん、ベースのよしのりくん、バイオリンのえりかちゃん、スタッフのみみちゃん、みんながつくる雰囲気がめちゃくちゃいい。いいバンドだなあとうれしくなってしまった。表紙から外くんの声を聞いてもらえないのが残念だ。

  誰かに会いたくて会いたくてたまらない夜に限ってなぜ
  もう二度とは会えない人の面影があるのでしょう

  「どうか愛を止めないで」
  やっとわかった心からほら
  「愛を止めないで」

      (muuka「愛を止めないで」より。)
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# by nezimakikukai | 2015-12-29 23:24 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

できました。

もちろん、「ねじまき」#2の話です。
12月20日の句会で、参加したメンバーには手渡ししました。欠席のメンバーにはできるだけ早く手元に届くよう手配します。句会が始まる時間に、欠席の桐子さんが無念さをつぶやいていたら、れいこさんが表紙の写真をアップして煽っていました。桐子さん、「写真はイメージです」が、もうすぐ実体が届きますからね。何とか年内発行は果たせたものの、何しろ年末なのでご注文をいただいた場合も発送が年明けになる可能性が大です。ご容赦ください。「川柳ねじまき」#2は定価500円。お送りする場合は別途送料が必要になります。ご注文はこちらのアドレスまで。nezimaki@coffee.ocn.ne.jp
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# by nezimakikukai | 2015-12-22 11:06 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

待つ。

「ねじまき」#2が、印刷・製本の段階に入った。手を離れ待つだけの時間。1週間もすれば完成するはずなのに妙に現実感がない。ほんとにできてくるのかしらん。できてくるにきまってる!印刷屋さんはプロなんだ!今回は、名古屋市緑区にあるツゲ印刷さんにお世話になった。ああでもない、こうでもないのドタバタに根気よくおつきあいくださって、適切なアドバイスや温かい励ましやらをいただいた。担当の山崎さん、ほんとうにありがとうございました。わくわくするような、ちょっとこわいような、待つ時間が流れている。
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# by nezimakikukai | 2015-12-15 15:35 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

むさしさんの声。

「ねじまき」#2のことでお願いがあって、青森のむさしさんにお電話をした。声をお聞きするのはずいぶん久しぶりである。去年むさしさんが大きな病気をなさったことは「おかじょうき」のサイトで見て知っていたので、緊張しながら呼び出し音を聞く。「もしもし。」あ、むさしさんだ!あたりまえなのにとてもうれしい。ちゃんとお見舞いも言えずモタモタしていると、むさしさんから用件を聞いてくださる。むさしさんに以前撮っていただいた写真を使わせていただきたいとお願いして承諾をいただいた。むさしさんの声は、わたしにとって青森の声だ。この間、BSの「コドモノクニ」という番組で芥川と太宰の特集を見た。青森の田園風景や斜陽館の映像を見ながら、耳の奥のほうにむさしさんの声が聞こえていた。なつかしくてあたたかい声である。

遊ぼうと時々左足が言う    むさし
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# by nezimakikukai | 2015-12-08 10:13 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

師走、極月、十二月!

12月1日。あれよあれよの年末だ。過去の12月をちょっと振り返ってみる。

2011年12月 「閥」
その箱を開ければぬおんと出る派閥/魚澄秋来

2012年12月 「鋭」
鋭角に曲がれスプーンもニッポンも/なかはられいこ

2013年12月 「園」
熱川バナナワニ園ワニワニ/二村鉄子

2014年12月 「燕」
ビロードになるまで撫でている燕脂/八上桐子

そんなこともあり、こんなこともあり、至現在である。こうして眺めていると、「その瞬間」がよみがえるようでおもしろい。2015年の12月ライブ(句会)は20日である。
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# by nezimakikukai | 2015-12-01 22:11 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

過去最多得票作品の発表です!

6.融けかかるバターゆっくり沈む腰 /笹田かなえ
 (15票:なかはら 魚澄 青砥(たか) 丸山 樋口 犬山 安藤 猫田 中川 守田 妹尾 二村 青砥(和) 瀧村 米山)   

青森からのゲスト、笹田かなえさんが新記録を樹立です。過去最多17名出席の句会で、三句選という厳選条件の中、過去最多の得票を記録したのですから、こりゃあスゴイ!ディフェンディング・チャンピオンとしてぜひ12月の句会にもと言いたいところですが、そうもいかないのが残念。次回はリベンジできるよう、ねじまき一同、一層精進いたします。「融けかかるバター」に見事にやられました。
さて、来月はいよいよ今年最後の句会になります。にくづきシリーズのトリを飾るのは「臓」。どうなることやら楽しみです!
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# by nezimakikukai | 2015-11-24 13:56 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(1)

第126回ねじまき句会

題詠 「腰」

1.覚悟きめネアンデルタール人の腰を揉む/ 魚澄秋来 
   
2.直立の腰の高さにある怯え /八上桐子
(2票:三好 大嶽)    

3.立ちそうで立たぬ大仏さんの腰 /北原おさ虫   

4.紅葉に寄り添う腰痛注意報 /丸山進
 (2票:安藤 二村)      

5.腰痛のあさぎまだらのあさき夢 /中川喜代子
 (2票:瀧村 米山)    

6.融けかかるバターゆっくり沈む腰 /笹田かなえ
 (15票:なかはら 魚澄 青砥(たか) 丸山 樋口 犬山 安藤 猫田 中川 
守田 妹尾 二村 青砥(和)瀧村 米山)   

7.ポスターは売れ筋の腰Sタイプ /猫田千恵子
 (1票:丸山)   

8.胸騒ぎの腰つき 海が泣いてたね /守田啓子  

9.マイナスとプラスの腰の大病院 /樋口りゑ    

10.へらへらと腰掛けちゃった間が長い /三好光明
 (1票:樋口) 

11.遮断機が上がるとふわり腰も浮く /青砥たかこ
 (5票:三好 笹田 二村 大嶽 米山) 

12.腰の鈴鳴らし集団やってくる /なかはられいこ
 (1票:笹田)   

13.ここからここまでが稲光の腰 /妹尾凛
 (3票:なかはら 笹田 中川)      

14.前列の立派な腰が歌い出す /青砥和子
 (2票:北原 八上)      

15.腰元のおやつタイムは丑の刻 /安藤なみ
 (1票:青砥(たか))  

16.気がつくと腰に手をやるいわし雲 /二村鉄子
 (3票:なかはら 魚澄 妹尾)   

17.祖母伝授上手な腰のぬかし方 /大嶽春水
 (7票:魚澄 北原 青砥(たか)樋口 守田 三好 青砥(和))    

18.中腰のままで句点を待っている /米山明日歌
 (7票:犬山 安藤 猫田 八上 中川 大嶽 瀧村)  

19.腰パンがひっかかってる紀伊半島 /瀧村小奈生
 (8票:北原 丸山 犬山 猫田 八上 守田 妹尾 青砥(和)) 

20.先に行けあなたお先に腰アイーン/犬山高木   


「雑詠」

1.千代田区の定礎なぞって風邪をひく /安藤なみ
 (3票:犬山 守田 妹尾)  

2.王様を部屋から剥がすまで無音 /青砥和子
 (9票:なかはら 魚澄 中川 笹田 妹尾 二村 瀧村 米山 大嶽)    

3.華やかなかさぶたなでる薄曇り /妹尾凛
 (1票:樋口)      

4.その時となりにあった薬缶の把手 /二村鉄子
 (7票:なかはら 猫田 八上 三好 笹田 守田 瀧村)     

5.消火器が真っ赤不憫でなりません /樋口りゑ
 (6票:丸山 犬山 中川 守田 青砥(和)瀧村)    

6.まぎれもなくラ・フランスだと思います /守田啓子
 (1票:丸山)   

7.魂のずれた掘り出された遺体 /三好光明 
 (3票:樋口 米山 大嶽)     

8.図書館の椅子に抜け殻オブジェたち /青砥たかこ
 (1票:北原)   

9.アルカイックスマイル秋が深くなる /笹田かなえ
 (5票:青砥(たか)犬山 安藤 猫田 大嶽)     

10.手をつなぎ踊るくるくる溶けるまで /猫田千恵子   

11.寝たきりになり見たい夢ベストテン /丸山進
 (3票:北原 三好 青砥(和))    

12.驟雨来て仕舞い忘れた舌を干す /中川喜代子
 (2票:青砥(たか)米山)    

13.何の日か知らねど秋のいい天気 / 北原あさ虫
 (2票:青砥(たか)二村)    

14.柿の実を数えてくれる喉仏 /八上桐子
 (1票:なかはら)        

15.太郎丸、次郎丸どこ?五郎丸 /魚澄秋来     

16.きんかんとぎんなん次男と長男に /なかはられいこ
 (5票:丸山 八上 笹田 妹尾 二村)   

17.いちまいの風になってもめんどうだ /瀧村小奈生
 (3票:魚澄 樋口 中川) 

18.目のある植物裏山からのぞく /犬山高木
 (2票:北原 猫田)     

19.つま先を濡らしただけの川でした /米山明日歌
 (5票:魚澄 安藤 八上 三好 青砥(和))  

20.独奏のリコーダー独走のシャボン玉 /大嶽春水
 (1票:安藤)  
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# by nezimakikukai | 2015-11-24 13:43 | 句会結果報告 | Comments(0)



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