月刊 ★ ねじまき 

第139回ねじまき句会

題詠「頂」

1. どん底と言う頂きに這い上がる/北原おさ虫
(3票:丸山 一帆 大嶽)

2. 頂に押されて少し凹む空/早川由香
(10票:なかはら 八上 瀧村 北原 中川 猫田 犬山 一帆 青砥 大嶽)

3. 頂へ向かって咲いてゆく無限/猫田千恵子
(2票:三好 早川)

4. 前衛を頂きました草間の南瓜/犬山高木
(4票:中川 早川 一帆 青砥)

5. 星を頂き珊瑚の紅とサハリンへ/安藤なみ

6. 頂点の無いものばかり追いかけて/三好光明
(3票:丸山 水野 魚澄)

7. 座布団の頂点さがす乙女たち/丸山進
(7票:なかはら 瀧村 犬山 魚澄 大嶽 妹尾 米山)

8. 臥薪嘗胆 選手頂点に立つ/大嶽春水

9. 山頂に立ちアポロンを呼びつける/青砥和子
(6票:丸山 猫田 水野 安藤 魚澄 妹尾)

10.山頂と雲は仲良し嫉妬する/魚澄秋来
(2票:丸山 三好)

11.頂上の手前がいつも混んでいる/水野奈江子
(10票:八上 瀧村 北原 中川 三好 猫田 犬山 魚澄 妹尾 米山)

12.頂上で空だけ誉めて降りて来る/中川喜代子
(6票:なかはら 八上 北原 安藤 水野 魚澄)

13.見逃してあげるさくらの有頂天/一帆
(14票:八上 瀧村 中川 早川 北原 三好 猫田 犬山 安藤 水野 青砥 大嶽 妹尾 米山)

14.きょうも天頂のどかな春の河馬/妹尾凛
(2票:安藤 一帆)

15.そこここに春の黄色は有頂天/瀧村小奈生
(5票:なかはら 早川 水野 妹尾 米山)

16.在りし日の動画凍頂烏龍茶/八上桐子
(4票:なかはら 早川 青砥 大嶽)

17.丹頂の赤はサークルKの赤/なかはられいこ
(12票:丸山 八上 瀧村 北原 中川 三好 猫田 犬山 安藤 一帆 青砥 米山)


雑詠

1. いちめんのなのはな悲しいと言えよ/瀧村小奈生
(13票:丸山 八上 北原 中川 早川 三好 猫田 犬山 安藤 一帆 青砥 魚澄 大嶽)

2. 痛そうにさくらの前に立っている/八上桐子
(5票:瀧村 早川 安藤 魚澄 米山)

3. 三月をおあげに詰めて炊き上げる/中川喜代子
(11票:なかはら 八上 瀧村 早川 北原 三好 猫田 一帆 青砥 大嶽 妹尾)

4. チャーハンと黄色い窓は同じ人/安藤なみ
(5票:なかはら 丸山 青砥 妹尾 米山) 

5. 挨拶もそこそこにさざなみ起こす/丸山進
(6票:なかはら 八上 北原 犬山 早川 水野 )

6. 木連とドドンパしてる安倍昭恵/犬山高木
(3票:丸山 中川 妹尾)

7. 握手する?手袋外したミッキーと/魚澄秋来
(2票:瀧村 水野)

8. もう春ねにょろにょろなんか摘んできて/妹尾凛
(10票:八上 中川 三好 猫田 早川 安藤 一帆 水野 魚澄 米山)

9. 石亀の背にも太陽光パネル/猫田千恵子
(9票:なかはら 丸山 瀧村 中川 北原 安藤 青砥 大嶽 妹尾)

10.父の目の奥のとどめの花吹雪/なかはられいこ
(7票:八上 犬山 安藤 水野 青砥 大嶽 米山)

11.泣き顔は修正しない悔しい日/水野奈江子
(5票:北原 三好 一帆 魚澄 米山)

12.骨肉を砕いて満開に乱れる/青砥和子
(2票:三好 犬山)

13.いま一度ガラスの靴を置いてみる/一帆
(2票:猫田 水野)

14.どしゃ降りでホッと一息第五章/三好光明
(3票:魚澄 大嶽 妹尾)

15.さくらさくら急行で咲く栄ゆき/早川由香
(4票:なかはら 瀧村 犬山 猫田)

16.能面のように寝ている箱の中/北原 おさ虫
(1票:中川)

17.菜の花とボンドで継ぎし備前焼/大嶽春水
(2票:丸山 一帆)
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# by nezimakikukai | 2017-04-24 14:07 | 句会結果報告 | Comments(0)

練習帖なるもの。

好奇心から「俳句川柳短歌の練習帖」(土屋書店)という本を開いてみた。「上級テクニック」がマスターできるらしい。「うまくなるポイント」が書いてあるらしい。そして「これ一冊解けば作品力がつく!」という問題が載っているようだ。本当は俳句や短歌についても読んで比べてみたかったのだが、ひとまず川柳の部分を拾ってみた。「どれが本当の川柳?」というセンセーショナルなタイトル。「本当の」って何なんだろう。駄洒落や語呂合わせはだめだということはわかるのだが、「川柳的含み」が感じられるかどうかで本当の川柳か否かを判断するというのはよくわからない。そもそも「川柳的」って何なのだ。それこそ、何を「川柳的」とするかがさまざまなのではないのか。「言葉のセンスアップ」のページものぞいてみる。陳腐な説明は避けるとか慣用表現は使わないとかの、やってはだめですよのアドバイスは確かにそのとおりだと思う。こういうのがいいですよ、という説明は難しいのかなかなかしっくりこない。ふうん、これが練習帖なるものなのだな。書店でこの本を手に取る人がいて、ちょっと書いてみたくなって、川柳を始めるきっかけになったら幸いである。句会に出会い、人と出会い、いろんな作品を読んで、そこから先はきっと自分で考えて、行き詰って、また考えて書いていくしかないのかなあと思った次第である。
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# by nezimakikukai | 2017-04-18 23:26 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

清潔な終焉を聴く貝の耳   小池正博

私はこの句から聞こえてくる静寂が好きである。終焉は清潔で、それを聴くのは耳、そして耳は貝。どこまでも静かな世界だ。肯定も否定もない世界の耳。

「川柳カード」が3月発行の第14号をもって終刊した。冒頭の句は、その14号の小池正博さんの10句『動物図鑑』の最後に置かれている。そうなると意味深長な気もするのだが、それ以上にわたしには堀口大学の訳詩を思い出させる。

わたしの耳は貝の殻  海の響きを懐かしむ
    (ジャン・コクトー  堀口大学訳)

郷愁を感じさせる響きはそのせいだったかもしれない。
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# by nezimakikukai | 2017-04-11 23:25 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

鉄塔は鉄の頃からさびしがり   なかはられいこ

3月の題詠「頃」の最高点句。鉄塔に鉄の頃があったのはあたりまえのことだが、そのことに思いを馳せる人はどれほどいるのだろう。わたしがこの句に惹かれるのはまさにその点である。もちろん、さびしがりだと心を寄せることにも共感するのだが、それもこれも鉄の頃があったことに気づいてこそだと思う。川柳を書くということは、対象に対する曇らない眼をもつこと、偏見のない柔軟な視線でまっすぐに見つめることなのではないかと改めて考えさせられた一句である。おぼろげな記憶なので間違いがあるかもしれないが、東京タワーは朝鮮戦争の戦場から帰ってきた戦車や武器を溶かした鉄でつくられたと何かで読んだように思う。あの赤い鉄の塔が生まれたときから悲しい記憶をもっていたという話である。だとすれば、さびしがりなのももっともなことだ。最近、スカイツリーを隅田川の向こうに見る機会があった。川面を見ていてたまたま顔を上げたらライトアップされた美しい塔があって、「ん?スカイツリー?」と気づいたのだが、あっけらかんとして割に感動が少なかった。さびしがりだった頃のない素材で構築されているせいだろうか。
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# by nezimakikukai | 2017-04-05 01:38 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

第138回ねじまき句会

題詠「頃」
1. 食べ頃になるとほとんどは裸/安藤なみ
(4票:二村 大嶽 早川 米山)
2. 食べ頃の馬と面会あかね雲/丸山進
(2票:安藤 犬山)
3. 食べ頃か 悩まし過ぎる網メロン/早川由香
(2票:中川 犬山)
4. あの頃はヌードだったと言い張るさくら/犬山高木
(3票:小池 青砥 早川)
5. あの頃を眠らせておく箱の底/猫田千恵子
(2票:丸山 瀧村)
6. だった頃あの頃だった頃のこと/瀧村小奈生
(5票:二村 中川 小池 三好 青砥)
7. 今頃の猫が咥えてくる現/青砥和子
(3票:丸山 安藤 三好)
8. 年頃の風神雷神未だ未婚/中川喜代子
(2票:二村 米山)
9. 川沿いに来るえんとつの頃のこと/八上桐子
(6票:なかはら 魚澄 妹尾 小池 三好 猫田)
10.鉄塔は鉄の頃からさびしがり/なかはられいこ
(12票:二村 魚澄 中川 妹尾 瀧村 三好 青砥 大嶽 早川 猫田 犬山 八上)
11.永遠とすれちがう頃うかれ猫/妹尾凛
12.絵文字から逃げて黒野に着く頃だ/小池正博
(4票:なかはら 魚澄 猫田 八上)
13.明ける頃いきものの音そこかしこ/大嶽春水
(3票:瀧村 妹尾 早川)
14.男が優しかった頃のフライパンにさよなら/魚澄秋来
(3票:なかはら 中川 犬山)
15.裏側の無かった頃の春の朝/三好光明
(6票:安藤 魚澄 丸山 米山 猫田 八上)
16.そろそろ声が音になる頃/二村鉄子
(9票:なかはら 丸山 小池 瀧村 妹尾 青砥 大嶽 米山 八上)
17.光ってた頃の習慣ぬけね指/米山明日歌
(2票:安藤 大嶽)
雑詠
1. 映るものみな夜の川面を押し上げて/瀧村小奈生
(5票:なかはら 中川 小池 猫田 米山)
2. いつも「ぬ」に左右されるってもんじゃない/二村鉄子
(7票:丸山 妹尾 三好 早川 米山 犬山 八上)
3. 文学は・にしておくボブ・ディラン/犬山高木
(4票:丸山 妹尾 大嶽 八上)
4. 大根の花にもお立ち寄り下さい/中川喜代子
(8票:二村 安藤 魚澄 三好 青砥 猫田 大嶽 八上)
5. まひる野で嫌いな人に挨拶する/小池正博
6.春雨と糸蒟蒻の合議制/三好光明
(6票:なかはら 二村 猫田 大嶽 犬山 八上)
7.デビ夫人消せばいしやきいもの声/丸山進
(5票:魚澄 中川 瀧村 青砥 大嶽)
8.おとこのこ棒ひろいたがる春の午後/魚澄秋来
(4票:なかはら 安藤 妹尾 早川)
9.ストローなからだながれるるうりーど/八上桐子
(5票:なかはら 二村 丸山 妹尾 犬山)
10.第三の目が掃除をする鱗/安藤なみ
(1票:小池)
11.これで最後飾り釦を付け替える/青砥和子
(2票:中川 米山)
12.これはいつものコウモリになった夢/妹尾凛
(4票:安藤 瀧村 青砥 米山)
13.春だねえ杏仁豆腐のにんのとこ/なかはられいこ
(8票:二村 丸山 小池 瀧村 魚澄 中川 三好 犬山)
14.なにをきる音だかなにをはく音か/米山明日歌
(3票:小池 三好 早川)
15.煙しか出ないドラゴンのあくび/猫田千恵子
(3票:安藤 瀧村 青砥)
16.稜線に満ちるあけぼの抱かれて/早川由香
17.卒業は優しく過去を切り離す/大嶽春水
(3票:魚澄 猫田 早川)
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# by nezimakikukai | 2017-03-29 21:06 | 句会結果報告 | Comments(0)

小池正博氏来名。

「来名」と入力しようとしたら、「雷名」が出た。確かに、名声とどろきわたる小池さんなり。次に「雷鳴」。雷の鳴るごとき厳しい批評で句会をバッサリ!・・・いえいえ穏やかな小池さんであった。で、やっと「来名」。川柳のためなら全国どこへでも飛んでいく小池さんが、ねじまき句会参加のために名古屋に来てくださったのだ。遠いところをようこそ!と、青砥和子さんの計らいで小池さんを囲む名古屋飯の会を催したあと、句会に参加していただいた。小池さんにも事前に投句をしていただき、いつものように作者名を伏せた状態で選句をする。選んだ理由、選ばなかった理由も他のメンバーと同じように述べていただいた。いつものメンバー以外の方の意見が聞けるのは新鮮で楽しい。その句会の結果報告は来週にはできる予定。
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# by nezimakikukai | 2017-03-21 22:49 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

樹萄らきさま

いつも「ねじまき」を読んでくださってありがとうございます。
らきさんの送ってくださる冊子には、その年のらきさんがぎっしり詰まっているので、一度もらきさんにお会いしたことのない私ですが、旧知の間柄のように錯覚してしまいます。2016年のタイトルは「霧隠才蔵様ですね奥へ」でした。さあ、私はページが開けません。霧隠才蔵は奥へ案内されるのだな。猿飛佐助はあかんのか?たしかに才蔵さんはかっこよさそうだけど、そういう問題か?なんで才蔵さんだけOKなのかと立ち止まってしまうからです。挙句の果てに、いいや、才蔵様ってことにしよ、と奥に分け入ってしまうのですけどね。ひとたびページを開くと、そこは一面の〈らきさんワールド〉。楽しく交信させていただきました。毎年こうしてらきさんにお会いできることを楽しみにしております。2016年のらきさんの川柳から。

いざいざいざ春に怯むはいとおかし
空に問う大きいものは何ですか
雨がくるでんぐり返るどんでん返る
新しいノート引っ掻き傷模様
角度にも弱さはあって三角定規

2017年もいっぱいらきさんの言葉をつづってください。
ねじまきもがんばります。
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# by nezimakikukai | 2017-03-14 20:39 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

愛とルッコラ

雪の日よ今日さがすのは愛とルッコラ   魚澄秋来

サラダがつくりたかったのだろうか。ルッコラのサラダが食べたいと思ったら、もうどうしてもルッコラ!みたいな。ついでに愛もさがしてみたというような愛のさがし方に嫌みがない。ルッコラと一緒に探す愛なら重苦しくなくていいかもしれない。冒頭の「雪の日よ」がよく効いている。すーすーとした冷たさがあって、雪の日にわざわざさがすルッコラであって、ついでにさがされる愛があって、なにやら妙におもしろく、かつ爽やかである。よく知っていると思うのだけれど、食べてみると微妙に自分の知っているのとは違う味のものを舌の上で転がしているような不思議な感覚がある。
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# by nezimakikukai | 2017-03-07 22:56 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

「川柳木馬」第150・151号合併号

高知から文旦が届いた日、同じく高知から「川柳木馬」が届いた。川柳木馬とかけて文旦ととく、その心は、どちらもいい匂い。巻頭は「作家群像・徳長怜 篇」である。またまた、いい匂い。怜さんとは、「カード」の大会の二次会のあと一緒に地下鉄までダッシュした仲である。あのときは清水かおりさんも一緒だった。あちらこちらで徳長怜さんの句に出会って、いつからか何かあると怜さんの句を探すようになっていた。でもこうして、まとまったかたちで句を読ませていただいたのは初めてだったので、とてもうれしかった。

長期予報ではあなたは海である

じゃあ短期予報だと何なのだろうとか、長期予報で海だという人を私は好きになれるのだろうかとか、ついつい考えてしまう。作者の投げた言葉の先で遊ばせてもらう楽しさ。しかもなかなか気持ちいい。

バス停は武士になる気で立っている

やっぱりなあ。怜さん、そうだと思ったよ。まちがいなく武士!思わず納得させられる。

舟偏をつけてたゆたうのも一手

なんてシャープ!うまい!だけど、それだけじゃない。あり得ないことなのだけれど、舟偏をつけてたゆたうことができそうな気がするのだ。

徳長怜さんの言葉は、想像力をぐわんと刺激する一錠である。
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# by nezimakikukai | 2017-02-28 20:19 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

第137回ねじまき句会

題詠「頁」

1.5頁目緋鯉じゃなくて悲恋です/丸山 進
(1票:米山)
2.五頁目の犬を放して迷う森/青砥和子
(3票:安藤 魚澄 瀧村)
3.黒塗りの頁に骨折音がする/安藤なみ
(7票:米山 丸山 北原 三好 犬山 青砥 八上)
4.青太くヘドロの頁を描いてある/三好光明
5.とうに忘れた白かった日の頁/猫田千恵子
  ( 4票:丸山 北原 青砥 八上)
6.なかほどの頁の轍知るすみれ/中川喜代子
  (3票:犬山 瀧村 大嶽)
7.月の匂いのする頁岩のすきま/米山明日歌
  (4票:北原 魚澄 猫田 犬山)
8.頁繰る雪の匂いが深くなる/瀧村小奈生
  (9票:なかはら 丸山 安藤 北原 猫田 青砥 中川 大嶽 妹尾)
9.満月は薄荷の味と知る頁/魚澄秋来
  (6票:なかはら 安藤 犬山 青砥 中川 妹尾)
10.漢字なのに頁は英語の当て字だけ/北原おさ虫
  (1票:大嶽)
11.頁を破りさよならと書く星月夜/犬山高木
12.逆さまにしても夏とも頁とも/八上桐子
  (5票:なかはら 猫田 瀧村 三好 妹尾)
13.びっしりと鳥が詰まっている頁/なかはられいこ
  (10票:米山 魚澄 安藤 三好 猫田 瀧村 中川 大嶽 八上 妹尾)
14.ちりちりと枯葉の頁ふってくる/妹尾 凛
  (3票:なかはら 三好 八上)
15.山吹の頁たどっておりる過去/大嶽春水
  (4票:米山 丸山 魚澄 中川)

雑詠

1.きょうもぺたんぺたん月とすれちがう/妹尾 凛
(6票:米山 安藤 瀧村 猫田 中川 大嶽)
2.鬼の面耳元春物カンガルー/犬山高木
3.雪の日よ今日さがすのは愛とルッコラ/魚澄秋来
  (5票:なかはら 瀧村 三好 八上 妹尾)
4.如月のはたらく空とはたらく木/なかはられいこ
(6票:丸山 魚澄 瀧村 安藤 青砥 八上)
5.助六の顔して払う傘の雪/北原おさ虫
(7票:なかはら 魚澄 犬山 青砥 中川 大嶽 八上)
6.小春日の魚それとなく影を生み/八上桐子
(4票:米山 安藤 北原 妹尾)
7.ゴーギャンとゴッホもしくは護摩の灰/瀧村小奈生
(2票:なかはら 丸山)
8.縄文の顔でたずねて来る長姉/中川喜代子
(8票:丸山 魚澄 猫田 北原 三好 犬山 大嶽 妹尾)
9.梅が咲き返事はやっと八長調/米山明日歌
(4票:丸山 犬山 三好 青砥)
10.スカートの裾から溶けて水の色/猫田千恵子
  (4票:なかはら 米山 魚澄 瀧村)
11.出会い時皮を剥げるか狩りと恋/三好光明
12.夕焼けと張り合う首の蕁麻疹  安藤なみ
  (3票:中川 大嶽 八上)
13.路地裏で探すカフェとかカッパとか/青砥和子
  (3票:安藤 猫田 妹尾)
14.汗ポタポタ雨ポトポト人トボトボ/大嶽春水
  (1票:北原)
15.寄せ鍋の寄せ方エクセルが上手い/丸山 進
  (7票:米山 北原 猫田 三好 犬山 青砥 中川)
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# by nezimakikukai | 2017-02-28 19:52 | 句会結果報告 | Comments(0)

「頁」

この間の日曜日が句会だった。実質的に今年最初の句会。題詠は「頁」。今年の最初にいかにもふさわしい題である。2017年の「新しい頁を開く」句会というわけだ。題との出会いは本当にありがたいことで、「頁」という字に「けつ」という読みがあることも「頁岩」という岩石のことも初めて知った。題詠の句のひとつひとつは、とても他人様とは思えない顔をして並んでいるように見える。「頁」という一文字をああでもないこうでもないと、矯めつ眇めつして呻吟した時間をメンバーと共有していたことに気づかされる。そうそう、それも考えた。ああ、それも句にしたいと思ったけどうまくいかなかった。だから出てきた句には妙に親近感があるのだ。自分がものにできなかった着想をしっかりと一句にしている作品には一抹の悔しさを覚えつつ感服する。それぞれの苦労がしんしんと伝わってくる第一「頁」であった。
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# by nezimakikukai | 2017-02-21 23:47 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

ねじまきできました。

「ねじまき」#3がやっと完成しました。まだ印刷所から届いたばかりです。部屋の隅に積み上げられてしんとしずもっています。まだ沈黙を守っている・・・そんな感じです。今週の日曜日が句会なのでやっとメンバーの皆さんにもお届けできます。そのあと、待っていてくださった方にも順次発送して参ります。本当に大幅に予定が遅れてしまって申し訳ありませんでした。こちらにコメントをくださった樹萄らきさん、あと少しお待ちくださいね。
「ねじまき」♯3は、1冊500円。送料は200円です。読んでみたいと思ってくださる方、ご注文はコメント欄からも受け付けております。まず、コメント欄にその旨をお書きくだされば、その後メールで詳細(送り先住所、振込口座など)をやりとりいたします。どうぞよろしくお願い致します。
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# by nezimakikukai | 2017-02-14 00:35 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(19)



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