月刊 ★ ねじまき 

ねじまきできました。

「ねじまき」#3がやっと完成しました。まだ印刷所から届いたばかりです。部屋の隅に積み上げられてしんとしずもっています。まだ沈黙を守っている・・・そんな感じです。今週の日曜日が句会なのでやっとメンバーの皆さんにもお届けできます。そのあと、待っていてくださった方にも順次発送して参ります。本当に大幅に予定が遅れてしまって申し訳ありませんでした。こちらにコメントをくださった樹萄らきさん、あと少しお待ちくださいね。
「ねじまき」♯3は、1冊500円。送料は200円です。読んでみたいと思ってくださる方、ご注文はコメント欄からも受け付けております。まず、コメント欄にその旨をお書きくだされば、その後メールで詳細(送り先住所、振込口座など)をやりとりいたします。どうぞよろしくお願い致します。
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# by nezimakikukai | 2017-02-14 00:35 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(19)

久保田紺句集「銀色の楽園」より。

表紙の銀色から青へのグラデーションがとても美しい。この季節にぴったりの色合いである。

ゆっくりとひらくなんにもないこぶし
おひさまがまぶしいわたしわるいひと
ちいさくてかわいいそしておそろしい
もうひとつもらうなくしていいように
ひかりついたりひかりきえたりするわたし

すべて平仮名で書かれた句を拾ってみた。なぜこれらの句はすべて平仮名になったのだろう。意味のフィルターを通さないつぶやき。子どものようなありのまま。たどたどしい危うさ。それらを自覚的に書き表すときに平仮名が選択されるのだろうか。平仮名の句には、作者の声に触れているような感触がある。
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# by nezimakikukai | 2017-02-07 23:03 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

第32回国民文化祭・なら2017「連句の祭典」

国文祭の連句作品の募集が始まった。例年より締め切りの時期が早く4月10日までだ。作品の形式は二十韻。昨年の愛知の場合は歌仙だったので、それに比べると分量的には気軽に取り組めそうである。その分応募作品数も多くなりそうだ。ねじまき句会でも「巻きませんか。」と声をかけたところ、次々に参加表明があって、とてもうれしかった。私も今年は去年よりは少しでも捌きとして成長したい!連衆に楽しいと思っていただける捌きができるようになりたいと思う。国文祭への連句作品の応募は、所定の連句応募票及び連句応募用紙に必要事項を記入して、インターネットまたは郵送で。応募票と応募用紙は奈良市ホームページからダウンロードするか、日本連句協会(office@renku-kyoukai.net)に請求してください。応募料は一巻につき2,000円。問い合わせ先は奈良県連句協会事務局(〒633-0077 桜井市大西834 もりともこ方 TEL.090-7095-0205)
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# by nezimakikukai | 2017-01-31 22:43 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(2)

第21回杉野十佐一賞。

くつ下の伝線 蛍でていった   米山明日歌

大賞作品の作者は、ねじまき句会のメンバー米山明日歌さんである。何やら自分まで誇らしくうれしい気持ちというのがみんな同じだったらしくて、ねじまきのメーリングリストには「おめでとう」の声が飛び交った。「おかじょうき」誌に選者の選評が掲載されているので今更言うまでもないのだが、まさに「蛍」だと思う。その瞬間に「蛍」を見た明日歌さんが最高!である。これから伝線するたびに、ツ・ツ・ツ・・・ポッと蛍が見えてしまうのだろう。そしてこの句を思い出すことになるのだろう。わたしが、すごいなあと思うのはそのことである。
明日歌さん、あらめて、大賞受賞おめでとうございます。
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# by nezimakikukai | 2017-01-24 22:39 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(1)

新年会。

1月15日に無事に新年会が終わった。「無事」という言葉を使いたくなるほど雪がどっさり降った日だった。よりにもよって!でも予定していた参加者が予定通りの時刻に集まって、おいしいお昼をいただきながら楽しい時間を過ごすことができた。恒例の句会抜きの新年会である。そして、なかはられいこさんから恒例の今年のお題発表があった。今年の部首は「おおがい」。第1回目、2月の題は「頁」である。まだ題になっていなかったのが意外な感じがする部首だ。おもしろそう!「吟行も入れましょうね。」とか「今年も連句巻くよね。」とか新しい年のことを話すのは心浮き立つことである。
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# by nezimakikukai | 2017-01-17 23:13 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

2017

新しい年が始まりました。
みなさま、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

昨年の暮れに広瀬ちえみさんが「杜人」と「垂人」を送ってくださった。「杜人」の10月句会の模様が「ねじまき」に、吟行会については「杜人」に掲載されて、12月に同時発行となる予定だったのだが、「ねじまき」に遅れが生じて何とも申し訳ないことになってしまった。去年の宿題を抱えたままの2017年のスタートである。「垂人」という雑誌については、10月に仙台におじゃましたときに初めて知った。いつもながら、つくづく不勉強なことで恥ずかしい。そのとき拝見した28もそうだったのだが、今回も歌仙が掲載されている。捌きはいずれも佛淵雀羅氏。集まった連衆が居酒屋で一座を共にして・・・いかにも粋である。短歌、俳句、川柳、連句、現代詩とぎゅんぎゅんつまったゴージャスな雑誌だ。しかし、それだけ詰まっているのに窮屈な感じがしないところに達人の度量を感じる。編集・発行は中西ひろ美さんと広瀬ちえみさん。

いつもそこにあるものばかり年新た   中西ひろ美
そこらじゅう冬になろうとしておりぬ  広瀬ちえみ
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# by nezimakikukai | 2017-01-10 23:32 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(1)

「おぼろ夜情話」

仙台の鈴木節子さんが句集を送ってくださった。縦縞の着物のような色柄の素敵な表紙である。10月に「杜人」の句会におじゃましたばかりなので、〈漢字・節子さん〉と呼ばれていた鈴木節子さんのにこやかで人なつこいお顔がぱっと浮かぶ。

革命を考えているおばあさん

 冒頭の句で思わず笑ってしまう。そうだったんですね、節子さん。じゅうぶん考えられます。

寒天で固めるすったもんだなど

 すったもんだも随分と経験なさったことでしょう。少々のすったもんだなどにはビクともなさらないことと思います。寒天で固めるって・・・あんまり固める気がなさそうで好きです。

割り箸を割るとき通り抜ける風

 割り箸を割る瞬間って必ず何かが起こっていると思います。割り箸でいただく食事という、いつもと少し違う状況の中ではっと気づく何か、わたしもその風を感じたように思いました。

2016年のいちばん終わりに北の国から素敵な贈り物をいただいた。ありがとうございます!
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# by nezimakikukai | 2016-12-27 22:55 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(4)

第136回ねじまき句会

1.ふて寝して清しこの夜背負い投げ / 犬山高木
(4票:中川 米山 三好 魚澄)

2.誘われる運河に添い寝する役で / 米山明日歌
(7票:瀧村 ながた 丸山 妹尾 三好 魚澄 犬山)

3.寝返りを打てば氷山落下音 / 中川喜代子
(8票:瀧村 北原 早川 安藤 米山 妹尾 大嶽 犬山 猫田)

4.寝てる間に財布と左脳盗まれる / 丸山進
(4票:なかはら 北原 青砥 大嶽)

5.うたた寝の背を押しあげて種子島 / 安藤なみ
(4票:瀧村 中川 犬山 猫田)

6.ふわふわぁ寝心地がいいねこの家 / 大嶽春水
(2票:早川 三好)

7.ターニングポイント通過中昼寝 / 三好光明
(5票:北原 中川 丸山 安藤 大嶽)

8.寝顔見る時に振り切るバロメーター / 早川由香
(3票:丸山 安藤 青砥)

9.匂やかな水かき現われる寝所 / 妹尾凛
(4票:なかはら 米山 早川 猫田)

10.寝る前の歯磨き二万三回目 / 猫田千恵子
(3票:なかはら 北原 大嶽)

11.妄想の種は弾けて寝違える / 青砥和子
(2票:ながた 魚澄)

12.後列は寝てる三十三間堂 / 北原おさ虫
(10票:瀧村 ながた 中川 丸山 早川 妹尾 米山 三好 犬山 魚澄)

13.僕という記憶のふるい寝台です / なかはられいこ
(3票:ながた 妹尾 青砥)

14.寝ぐせから煩悩無尽誓願断 / 瀧村小奈生
(4票:なかはら 安藤 青砥 猫田)


雑詠

1.雨音があかるい夜はまだ途中 / 瀧村小奈生
(7票:ながた 北原 米山 妹尾 青砥 大嶽 魚澄)

2.靴下の無い子探しに来るサンタ / 北原おさ虫
(3票:ながた 三好 大嶽)

3.地団太を踏んで鳥になる途中 / なかはられいこ
(5票:北原 中川 安藤 妹尾 犬山)

4.ひざまずく象の瞼を閉じてやる / 青砥和子
(2票:ながた 魚澄)

5.わたしにもほのかな骨のある月夜 / 妹尾凛
(9票:なかはら 瀧村 北原 丸山 早川 安藤 米山 青砥 魚澄)

6.7センチ浮き上がりたいハイヒール / 早川由香
(2票:三好 猫田)

7.解体をした手にそっーとのるたまご / 三好光明
(4票:瀧村 ながた 丸山 安藤)

8.オリゴ糖らしき半端なりし眉よ / 安藤なみ
(2票:丸山 米山)

9.床の間に正座で歌うアヴェマリア / 丸山進
(5票:北原 中川 大嶽 犬山 猫田)

10.湯たんぽのぽにさそわれて行く銀河 / 中川喜代子
(5票:なかはら 瀧村 青砥 大嶽 猫田)

11.ニラなのか水仙なのかわからない / 米山明日歌
(4票:早川 安藤 三好 犬山)

12.道の駅ルノアール風の林檎買う / 大嶽春水
(6票:中川 丸山 米山 妹尾 犬山 魚澄)

13.カバの耳地に伏せたまま雪になる / 犬山高木
(5票:なかはら 妹尾 早川 青砥 猫田)

14.妹はくるくるくるとよく回る / 猫田千恵子
(5票:なかはら 瀧村 中川 早川 三好)
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# by nezimakikukai | 2016-12-26 22:20 | 句会結果報告 | Comments(0)

2016年が終わりそうです。

 18日の日曜日に今年最後の句会が終わった。三島から米山明日歌さん、神戸から妹尾凛さんが来てくれて、ねじまきも年の瀬の賑わいである。それにしても、1年はどうしてこんなに猛スピードで過ぎてしまうんだろう。ウカンムリの漢字を追いかけて2月からスタートしたが、あれよあれよと「寝」の12月である。12月を極月と呼ぶことを知ったのは、ねじまき句会に参加した最初の12月だった。鮮烈な極月!10年以上たった今でも、最初の衝撃のせいか極月はちょっと特別なもののような感じがする。
 12月は「川柳 ねじまき」の発行予定月でもあった。(すでに過去形!)残念ながら少々遅れてしまって現在校正中。年末年始にかかるので、みなさんに読んでいただけるのは来年早々になる。「ねじまき」を世に送り出すのは本当にどきどきだ。自分たちの精一杯を尽くすしかないのだが。
 そういえば、10月に句会にお邪魔した「杜人」と「垂人」の発行もまもなくらしい。楽しみ!
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# by nezimakikukai | 2016-12-20 23:33 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

「おもしろ川柳会 合同句集」第十号

おはじきで不定愁訴をはじき出す   中川喜代子
音程は外れているが上機嫌      浅見和彦
ためらいもなく傷を持ち帰ります   今井さき子
まな板の音が止まれば身構える    吉田武彦
さりげなく半音下げて言い訳す    佐藤ちなみ
男だったら言われ続けて女です    高橋靖子
血圧計二台並べて腕競う       鈴木まち
忘れたい昨日に声をかけられる    市川誠
年金が生きているかと調査する    鵜飼えつこ
野球帽が残念そうに落ちている    かわいあや
神秘的と言われ続けて穴になる    つくしんぼ
まあいいかタートルネック前後ろ   猪きよみ
お互いの霧の部分は回り道      竹内美千代
寄せ書きで苦し紛れに和の字書く   宮田勉
神さまになってお告げを言い渡す   青砥和子
何年も着信のない糸電話       真理猫子
メールでは涙の跡が分からない    丸山進

***

おもしろ川柳会は瀬戸市の公民館の講座から生まれた句会だということだ。瀬戸市もすごいし、公民館もすごいし、丸山先生もメンバーのみなさんもみんなすごいと思う。たくさんの方が集まって、11年も続いて、こうして句集も出して。心のこもった成果がここにある。
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# by nezimakikukai | 2016-12-13 23:35 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(4)

「青」

国民文化祭で徳田ひろ子さんにお会いした。「青」はそのとき頂戴した徳田さんの句集である。きっとこれまでにも同じ会場にいたことはあると思うのだが、至近距離(30センチくらい)でお声を聞いたのは初めてである。まさにかっこいい姐御!幸運なご縁で句集をもらい受けた。わあ、青い表紙は柳本元々さんの絵ではないですか。もくじには「第一章 青嵐」「第二章 青い花」「第三章 青兎」「第四章 青垣」と並んでいて、青づくし。徹底してるわ、さすが姐さん。この句集には面白い仕掛けが隠されているとお聞きしたのだが、わたしのヘボい脳では未だ発見にいたらない。

夏までの長さを犬かきのままで
塩加減まちがえてから姉のまま
交差点海に向かって青になる
満月で爪を研いではいけません
君の手から37度2分の月が出る

豪快な(って言ったら叱られるだろうか?)ひろ子さんの繊細な心がいっぱいつまった句集である。
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# by nezimakikukai | 2016-12-06 23:11 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

「川柳 裸木」

熊本のいわさき楊子さんから、うすみどりいろの表紙の冊子が届いた。シンプルなデザインのうつくしい1冊である。

裏側で滝の痛みを聞いていく    樹萄らき

くるぶしに一足遅い春が来る    久保山藍夏

言い訳をしている月が欠けている  阪本ちえこ

おめでたい話に乗っていく綿毛   北村あじさい

夕顔のどれも視線をあわせない   いわさき楊子

透明な音たて動くいもうとよ    上村千寿

比喩でなく人参のあるカレーだな  川合大祐


それぞれの作家ごとに手触りも匂いもちがう20句がならんでいて興味深い。「交換柳読」のページもあって、作品を読むことを大切にしていらっしゃるところにおおいに共感した。ねじまきも頑張らなくちゃ!
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# by nezimakikukai | 2016-11-29 22:47 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(1)



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