月刊 ★ ねじまき 

きょうは大寒。

というわりには寒さはさほどでもない気がする。先週末、弘前に行ってきたなかはられいこさんは、雪に埋もれそうになったらしいので、十分に寒中の厳しさを味わってきたにちがいない。とりあえず、インフルエンザが猛威をふるっていることは確かである。インフルエンザでなくても風邪やら細菌性感冒やら、やっかいなものがあふれる季節だ。だから冬はいやだ。冬好きの人には叱られるかもしれないが、夏にはこんな心配をしなくていいのにと愚痴っぽくなる。

寒晴れの日だった象の尻見てた   坪内稔典

2006年1月24日、二村さんのセッティングで俳人坪内稔典さんと俳句の句会をさせていただいた。題は「寒」。この日のわたしのメモに「意味がない。/無数に揺れる。→俳句の名句」とある。わたしには、どうにも不十分なメモで、今さらに悔やまれる。
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# by nezimakikukai | 2015-01-20 23:13 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

これからの音のつまった体です    米山明日歌

新しい年なので、希望の感じられる句を。「これからの音」が全部いい音とは限りませんが、まだ知らないいろんな音と会えそうで楽しい気分になります。
日曜日に新年会も終わり、今年のテーマは「にくづき」に決定。2月からスタートします。こちらも体ですね。フレッシュでチャレンジングな音を奏でられたらいいなあと思います。
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# by nezimakikukai | 2015-01-13 13:56 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

新年おめでとうございます。

ねじまき句会の1月は新年会なのである。おいしい昼食をいただいて、好きな人はちょいと1杯、2杯、・・・と飲み、さかんにおしゃべりをして過ごす。これが恒例である。飲み食いに集中できないと困るので、句作も句評も行わない。従って句会結果報告も今月は更新されない。(先に言い訳してます!)1年に1度、そんな月があってもいいのかなと思っている。今年の題となる部首は決める。今年の新年会は〈芋蔵〉という、安藤なみさんが名前をとっても気に入ってくださった居酒屋さんで今度の日曜日だ。川柳の話はもちろん、川柳じゃない話もいっぱいできる楽しみなイベントである。
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# by nezimakikukai | 2015-01-06 23:31 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

みなさまよいお年を!

2014年最後の火曜日です。2014年は、ねじまき句会にとって10年目という以上の節目の年になりました。何と言っても、7月に「川柳ねじまき」創刊号を発刊できたことがうれしいできごとでした。いろいろな場所のいろいろな方々に読んでいただけてとても幸せに思います。本を出したことで、メンバーひとりひとりが川柳について、自分の作品について、改めて考える契機になったように思います。2015年は、第2号をお届けすることが目標になりました。川柳を探しながら、ひとつの場所にとどまることなく変化し続けるわたしたちの姿をお見せしたいと思います。みなさま、よいお年をお迎えください。
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# by nezimakikukai | 2014-12-30 20:02 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

第116回ねじまき句会

題詠「燕」

1.宙返り出来た順です燕1/中川喜代子
  (4票:瀧村 安藤 犬山 兵頭)

2.短日の床踏みならす燕の湯/二村鉄子

  
3.胸のなか濡れた燕の溜まり場に/米山明日歌 
  (7票:なかはら 二村 丸山 三好 犬山 妹尾 兵頭)

4.畳み皺深まる父の燕尾服/瀧村小奈生
  (9票:なかはら 北原 中川 早瀬 二村 魚住 青砥 米山 会田)

5.卵抱く燕食む蛇われも母/犬山高木
  (5票:三好 安藤 魚住 青砥 会田)

6.燕麦のたっぷり感を振りかける/安藤なみ
  (7票:丸山 八上 中川 犬山 魚住 米山 妹尾)

7.夏薊無邪気な燕だったね僕ら/魚住秋来
  (6票:なかはら 八上 中川 青砥 米山 妹尾)

8.脱巣をまだ躊躇っている燕/北原おさ虫
  (2票:早瀬 会田)

9.ビロードになるまで撫でている燕脂/八上桐子
  (10票:なかはら 瀧村 丸山 北原 三好 犬山 安藤 二村 魚住 米山)

10.燕飛ぶただならぬ雲かき混ぜて/青砥和子
  (9票:瀧村 八上 中川 安藤 早瀬 二村 会田 妹尾 兵頭)

11.トラという燕の笑えないドラマ/丸山進 
  (1票:犬山)

12.谺になるか燕になるか十二月/なかはられいこ
  (7票:瀧村 丸山 八上 三好 北原 青砥 妹尾)

13.軒先へ孤独の旅の燕着く/早瀬和恵
  (3票:北原 会田 兵頭)

14.走馬灯バージンロード燕尾服/三好光明
  (1票:早瀬)

15.昇竜と太平燕がランデブー/会田ゆう子
  (1票:北原)

16.おわりから二行目しあわせな燕/妹尾凛
  (13票:なかはら 瀧村 丸山 八上 三好 中川 安藤 早瀬 二村 魚住 
青砥 米山 兵頭)

雑詠

1.犬だってあっかんべーの舌がある/北原おさ虫
  (5票:安藤 青砥 米山 会田 妹尾)

2.しゃないな2分の1の大当たり/三好光明
  (2票:会田 妹尾)

3.箸置きに箸の足りない十二月/二村鉄子
  (10票:なかはら 瀧村 丸山 八上 三好 中川 安藤 早瀬 青砥 兵頭)

4.訳ありのアレもコレもが青い鳥/会田ゆう子
  (3票:北原 早瀬 魚住)

5.全身に切手を貼って家を出る/丸山進
  (14票:なかはら 北原 三好 中川 犬山 安藤 早瀬 二村 魚住 青砥 
米山 会田 妹尾 兵頭)

6.朝凪の薄刃包丁濡れている/八上桐子


7.アマゾンの箱の笑顔とふたりきり/魚住秋来
  (7票:なかはら 北原 三好 中川 犬山 早瀬 二村)

8.黒酢入れなだめなだめたはてのはて/中川喜代子
  (6票:なかはら 丸山 八上 犬山 二村 米山)

9.泣き損じました紅葉いたします/瀧村小奈生
  (8票:丸山 北原 八上 三好 犬山 青砥 会田 兵頭)

10.大切に歳という名の免罪符/早瀬和恵

 
11.点滴に自画像吊るし長期戦/犬山高木
  (2票:中川 早瀬)

12.夜空からすとんと落ちてきた世界/青砥和子
  (6票:なかはら 瀧村 北原 安藤 会田 妹尾)

13.鐘楼の広い嘆きの歌を追う/安藤なみ
  (2票:二村 米山)

14.百人の腹筋揺れて冬野原/なかはられいこ
  (10票:瀧村 丸山 八上 犬山 安藤 二村 魚住 米山 妹尾 兵頭)

15.手の中にはいる小さな冬の森/妹尾凛
  (2票:瀧村 魚住)

16.これからの音のつまった体です/米山明日歌
  (8票:瀧村 丸山 八上 三好 中川 魚住 青砥 兵頭)
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# by nezimakikukai | 2014-12-28 12:17 | 句会結果報告 | Comments(0)

十二月。

句会結果報告がまだなので、ややフライング気味なのだが、欠席選句も終了したので、十二月句会の作品について。毎月、月が詠みこまれた作品がひとつは出てくる。今月は題詠「燕」と雑詠で1句ずつ。

谺になるか燕になるか十二月    なかはられいこ

箸置きに箸の足りない十二月    二村鉄子

題詠の選評が先だった。そのとき選ばなかった理由を求められた二村さんが「十二月がねえ。とってつけた感じで、かえって混乱を招くんじゃないかと思うんですが。」と。記憶を頼りにしているので、そのままではないが、確かそういう指摘をした。「谺になるか燕になるか」だけで選んだわたしは、どっきりしたのだが、作者を発表したあとに、なかはらさんもそれを認めていたので、二村さんの指摘は的確だったということだ。その後雑詠の選評が終わり、雑詠の「十二月」の句は二村さんの作品だということがわかる。おもしろい。そこで、題詠での二村さんの指摘がより重要になる。「谺になるか燕になるか」の句の「十二月」に対して問題を提起できる揺るぎない二村さんの姿勢がいい。それは、ひとつの言葉の配置に細かい吟味が重ねられていることの証だからだ。私なら、・・・言えたかなあと思うと、自信がない。二村鉄子さんがまぶしい!句会は楽しい。
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# by nezimakikukai | 2014-12-23 18:07 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

す、水曜日です。

12月は慌ただしい。きのうの夜10時頃までは、ちゃんと覚えていたのに、ちょっとバタバタしたらすっかりとんだ。というわけで、巻き遅れのねじである。

食べて寝て死んでいく猫それでいい    犬山高木

犬山さんは、ねじまきの最新メンバーの1人である。これは、先月の犬山さんの雑詠。
11月句会を欠席したわたしは、初対面だった。悟りの人かしら?猫派?と想像をたくましくして会った犬山さんは、飄々とした青年のような方。選句と評で時間がいっぱいいっぱいだったので、ゆっくりとお話することができなかったが、来月は新年会だから、いろいろお話を聞かせてもらおう。新しいメンバーは、それぞれに魅力たっぷりなので、来年のねじまきは、さらにおもしろくなりそうだ。
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# by nezimakikukai | 2014-12-17 18:26 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

いもうとの世界はいつも工事中    石原ユキオ

第1回川柳カード誌上大会、題詠「世界」の1句である。歌人、俳人、川柳作家という多様な選者をそろえた「カード」の新しい試みだった。「カード」が届き、「おかじょうき」が届き、雑誌の到来のしかたも年末っぽい。最近、「エーフディ」という新しい雑誌も手にした。歌人、俳人、詩人、作家による廃墟吟行の特集だったが、Vol.1とあったので、今後も続いていくのだろう。「クロスオーバー」という言葉が、ぽっかりと浮かぶ。あちらこちらでうごめいていているものがある。
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# by nezimakikukai | 2014-12-09 23:33 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

燃えにくい人の背中を擦ってる    丸山進

11月のねじまき句会、題詠「燃」の最高点句である。もたもたしていたら、紹介しそびれて12月になっていた。「燃」「擦」と配慮の行き届いた気持ちのよい句である。なんとなく可笑しくなんとなく哀しい。その感覚が読み手を引き付けるのだろう。「燃」の題で、「燃え滓(かす)」という語句が複数選択されていた。「滓(かす)」に向かうのが、川柳的なのかしらとまったく根拠のないことを思ってみたりする。12月の題詠は「燕」。師走の燕かあ。またまた大変なことになりそうだ。しかも、締め切りは今週末じゃなかったかなあ。こわっ。
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# by nezimakikukai | 2014-12-02 19:41 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

プロムナード現代短歌2014

荻原裕幸さんがコーディネートする朝日カルチャーセンターの特別講座は、今度の日曜日、30日の午後1時30分からです。ねじまき句会の荻原裕幸さんとなかはられいこさんが講師として登場します。講師のメンバーがとても魅力的!お二人の他に、歌人の島田修三さん、加藤治郎さん、穂村弘さん、斉藤斎藤さん、俳人の佐藤文香さん。もう行くしかないでしょ!という期待高まるイベントです。ねじまきあげて応援します。
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# by nezimakikukai | 2014-11-25 23:26 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(3)

第115回ねじまき句会

題詠「燃」

1.それならばいっそ燃やすと云うほつれ/米山明日歌
  (5票:中川 高木 青砥 瀧村 ながた)

2.濡れ落ち葉フツーの火では燃えません/北原おさ虫
  (5票:丸山 安藤 高木 早瀬 青砥)

3.水平線を難燃繊維に織れ/兵頭全郎
  (7票:なかはら 丸山 二村 八上 青砥 米山 ながた)

4.藤という燃え方が残されている/八上桐子
  (7票:なかはら 兵頭 北原 米山 妹尾 瀧村 ながた)

5.代わり映えのない日に燃える囲み記事/青砥和子
  (4票:兵頭 三好 中川 会田)

6.詩のようにろうそく燃える消えるまで/妹尾凛
  (2票:三好 早瀬)

7.不燃物嫌なこというネゴミじゃない/高木英生
  

8.燃え滓にしがみついてる親知らず/安藤なみ
  (5票:兵頭 高木 早瀬 二村 会田)
     
9.燃えにくい人の背中を擦ってる/丸山進
  (11票:なかはら 兵頭 安藤 早瀬 八上 二村 北原 青砥 米山 妹尾 
瀧村)

10.さまざまな緑を重ね森燃える/三好光明
  (3票:安藤 妹尾 ながた)

11.手順よく燃え滓たたむお姉ちゃん/中川喜代子
  (7票:丸山 高木 三好 北原 青砥 妹尾 瀧村)

12.夜の森で芯を短くして燃やす/ながたまみ
  (2票:八上 二村)

13.燃えやすい電車が通過いたします/なかはられいこ
  (7票:丸山 安藤 三好 中川 二村 妹尾 ながた)

14.美しいけむりのための燃やし方/二村鉄子
  (10票:なかはら 丸山 兵頭 中川 早瀬 八上 北原 米山 瀧村 会田)

15.燃えかすを降らせて夜は深くなる/瀧村小奈生
  (7票:なかはら 安藤 三好 中川 八上 北原 米山)

16.たらればの悔いを残して燃え尽きる/早瀬和恵
  (2票:高木 会田)



雑詠

1.リカちゃんの左目線のDNA/三好光明
  (8票:丸山 高木 中川 北原 米山 妹尾 瀧村 ながた)

2.てっぺんまで突き抜けてみよ沙羅双樹/青砥和子
  (2票:安藤 ながた)

3.晩秋をメタセコイアがつついてる/中川喜代子
  (4票:兵頭 二村 北原 米山)

4.ムーミンに似てると言われ笑う秋/丸山進
  (4票:なかはら 安藤 早瀬 八上)

5.しいたけの襞から愛のようなもの/なかはられいこ
  (9票:安藤 三好 中川 八上 二村 青砥 妹尾 瀧村 米山)

6.長き夜のところどころの流水音/二村鉄子
  (8票:なかはら 中川 早瀬 八上 青砥 妹尾 瀧村 ながた)

7.へその緒でつながっていた海と梅/八上桐子
  (8票:なかはら 丸山 三好 中川 二村 妹尾 米山 ながた)

8.食べて寝て死んでいく猫それでいい/高木英生
  (4票:丸山 三好 早瀬 会田)

9.笑わないようメデューサの髪を切る/兵頭全郎
  (1票:高木)

10.ワタムシに冬がふわりと里の秋/北原おさ虫

11.溜めこんだ意図手放してシリカゲル/安藤なみ
  (7票:兵頭 早瀬 八上 二村 北原 青砥 会田)

12.看取る人仏心もオンとオフ/早瀬和恵
  (4票:安藤 三好 北原 会田)

13.着信音ホチキス綴じの夜空から/瀧村小奈生
  (10票:なかはら 丸山 兵頭 安藤 高木 中川 青砥 妹尾 米山 なが
た)

14.幸薄い三日月ぼーっとしています/妹尾凛
  (1票:会田)

15.背もたれのない椅子ばかりすすめられ/米山明日歌
  (9票:丸山 兵頭 高木 三好 早瀬 八上 二村 北原 瀧村) 

16.オクターブあげて階段駆けのぼる/ながたまみ
  (5票:なかはら 兵頭 高木 青砥 瀧村)
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# by nezimakikukai | 2014-11-24 10:10 | 句会結果報告 | Comments(0)

伊那からの便り。

伊那の樹萄らきさんが、「川柳ねじまき」の感想を送ってくださいました。便箋にびっしりとつまった文字。1ページ1ページ大切に読んでくださったこと、本当にありがたく思います。らきさんの一人一句選をご紹介します。

家中のほこりがみんなもらい泣き      なかはられいこ
図書館は無料で息を引き取ります     丸山進
言い訳の代わりに九九をずっと言う     瀧村小奈生
そうか川もしずかな獣だったのか      八上桐子
夕暮れの赤はこれから起こる赤       米山明日歌
見落とした青い部分が逆らうの       青砥和子
目をそらすときだけ開く窓がある      ながたまみ
とおまきにはるまきをみるかっぱまき    二村鉄子
墜落中ちょっと質問いいですか       魚澄秋来
残された傘が手首を呼んでいる       荻原裕幸

この句たちは、こうして選んでもらえたことを喜んでいるはず。果報者です。
伊那はもうずいぶん寒いのだろうなあ。
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# by nezimakikukai | 2014-11-18 23:26 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(1)



川柳句会「ねじまき句会」の公式サイトです
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