月刊 ★ ねじまき 

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「川柳 裸木」

熊本のいわさき楊子さんから、うすみどりいろの表紙の冊子が届いた。シンプルなデザインのうつくしい1冊である。

裏側で滝の痛みを聞いていく    樹萄らき

くるぶしに一足遅い春が来る    久保山藍夏

言い訳をしている月が欠けている  阪本ちえこ

おめでたい話に乗っていく綿毛   北村あじさい

夕顔のどれも視線をあわせない   いわさき楊子

透明な音たて動くいもうとよ    上村千寿

比喩でなく人参のあるカレーだな  川合大祐


それぞれの作家ごとに手触りも匂いもちがう20句がならんでいて興味深い。「交換柳読」のページもあって、作品を読むことを大切にしていらっしゃるところにおおいに共感した。ねじまきも頑張らなくちゃ!
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by nezimakikukai | 2016-11-29 22:47 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(1)

ありがとうございました。

 ねじまき番外編に参加してくださったみなさま、ありがとうございました。昨日、句会結果のページにアップいたしました。ふだんの2倍ほどの句がならんでいて、にぎやかです。メンバーも多様なので句のならんだ景色もいつもとは違う新鮮さがあります。また、みなさまにお声をかける機会があるかと思います。そのときにも、一緒に楽しくお遊びください。
 ところで、11月も下旬に入りました。「川柳ねじまき」#3は年内発行を目標にがんばっていますが、日程的にきわどいところです。遅くとも年明け早々には発行いたしますので、もうしばらくお待ちください。第2号を読んでくださった方から「次号も楽しみに待っています!」と言っていただいたことが、プレッシャーでもあり、パワーの源にもなっています。ちっとも話が出ないけど「ねじまき」はもうやめちゃったの?なんて思われるといけないので、ちょっと言い訳がましく言ってしまいました。
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by nezimakikukai | 2016-11-22 22:54 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

ねじまき番外編(2)  「寒」

1.寒鰤のふともものそのあかきところ            犬山高木
2.さよならを決めてわたしの寒の入り           米山明日香
3.北海道の寒さ爆発しています                松木秀
4.推敲に推敲重ね寒いギャグ                 丸山進
5.何もないところに寒をおいてみる             三好光明
6.寒暖差あってだるまの眉の位置             中川喜代子
7.寒々と障子を渡る五円玉                 安藤なみ
8.かゆくてもとどかぬ河馬の寒気団             月波与生
9.ぜったいに来るはずだった寒くなかった         笹田かなえ
10.トランプのパパにひれ伏す寒気団             松本清展
11.共和党寒中水泳大会                  森山文切
12.無視されて寒い今夜の玉子酒                無木
13.温く熱く寒く痛くて誰かいる              青砥和子
14.寒川にUSJを誘致する               いなだ豆乃助
15.「っぱねえっす、ぱねえっす」と来る寒太郎       魚澄秋来
16.捨て方がわからない寒天なこころ            守田啓子
17.失恋をまたしただけサ 寒の滝            福村まこと
18.究極の寒色である雪が積む               吉田吹喜
19.砕けそうなほどの寒さを渡される           徳田ひろこ
20.きのうより寒いステンレスのひかり           八上桐子
21.寒空に三日月 声は届いたか              須川柊子
22.「さっぶ」「寒い!」笑い転げる通学路         早川由香
23.吉田、吉田、吉田、お前がしゃべるたび寒い    なかはられいこ
24.極寒の朝がキンゾクオンで鳴る            猫田千恵子
25.振り向いた眼にはシベリア寒気団            ひとり静
26.寒い目で真っすぐ見てる被告席             坪井篤子
27.寒いので夫の布団もぐりこむ             橋倉久美子
28.寒くって右足にはく赤い舌              斉尾くにこ
29.満天の星 寒天の天の川               北原おさ虫
30.寒冷地仕様の顔で笑う姉               瀧村小奈生
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by nezimakikukai | 2016-11-21 23:07 | 句会結果報告 | Comments(0)

賞もないのに・・・

「寒」を一緒に遊んでくださる方がいてとても嬉しい。はじめまして!という方もいらっしゃってますます嬉しい。今夜は、風がびっくりするような音をたてて吹いている。いかにも寒さがやってきそうな夜である。北海道の寒さに目が留まる。

北海道の寒さ爆発しています    松木秀

北海道はもう相当寒いのだろうか。寒いのは苦手だから、爆発されてはひとたまりもないなと思う。

かゆくてもとどかぬ河馬の寒気団    月波与生

「河馬の寒気団」は「ロバのパン屋さん」みたい。あんまりこわくないし、ちょっとかわいい。

「っぱねえっす、ぱねえっす」と来る寒太郎    魚澄秋来

こりゃあ、北風小僧かしらん。半端ない寒さは勘弁してほしいけど。

こうやって、いろんな人が訪ねて句を書き込んでくださるので、ねじまきは寒さ知らずだ。
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by nezimakikukai | 2016-11-15 23:32 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(3)

ころがる音。

川柳にとって音、リズムや響きはどのくらい重要なのだろう。

萩の散るたねやでふたつ栗きんとん  魚澄秋来

先月の句会の雑詠の1句である。シーズンたけなわなので、栗きんとんと遭遇する機会が多いのだが、そのたびにこの句が耳の奥で鳴る。節もついているように思われる。私にとって、この句は〈音〉の句である。音が心地よく感じられるのは、句に詠まれた景色がフィットしているからだろう。いつまでも耳に残って甦る力を持つということも句としての大きな魅力にちがいない。舌をころがり空気を震わせて伝わる音の要素は、川柳にとってかなりの重要性をもつのではないかという気がしている。
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by nezimakikukai | 2016-11-08 23:03 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

ねじまき番外編その2

11月の句会が国文祭参加に振り替わったので題が宙に浮いた。11月の題は「寒」である。確かにこの数日、急に寒くなったなと思う。それはそうとして、「寒」である。前回の「実」で味をしめてしまった!いろいろな方の句が寄せられると無条件にうれしい。楽しくなってくる。

というわけで、2016年度番外編その2「寒」を開催いたします。おひとり1句をコメント欄に投句してください。たくさんの方の投句をお待ちしています。

題「寒」   ※必ず「寒」の字を入れてください。
締め切り   11月20日(日)

何の賞もなくて申し訳ありませんが、一緒に遊んでください。
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by nezimakikukai | 2016-11-01 23:15 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(28)



川柳句会「ねじまき句会」の公式サイトです
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