月刊 ★ ねじまき 

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第131回ねじまき句会

題詠「室」

1.ここはどこかな理科室の匂いする/妹尾凛
(2票:なかはら 大嶽)

2.理科室の模型はヒップホップ系/猫田千恵子
 (7票:丸山 八上 北原 妹尾 中川 瀧村 青砥)

3.理科室の中にもあった赤鳥居/青砥和子
 (2票:妹尾 犬山)

4.教室という虚に吹く初夏の風/魚澄秋来
 (3票:北原 安藤 青砥)

5.室温に戻した玉子闊歩する/中川喜代子
 (2票:丸山 大嶽)

6.室温にもどして口にする「ごめん」/瀧村小奈生
 (8票:なかはら 八上 中川 安藤 三好 犬山 大嶽 魚澄)

7.サイレンと水母いっぱい室内に/なかはられいこ
 (5票:妹尾 瀧村 三好 青砥 猫田)

8.室内の空気一新する時間/大嶽春水
 (1票:北原)

9.花鳥風月語あやつる室外機/丸山 進
 (6票:八上 瀧村 妹尾 中川 三好 犬山)

10.船室の背骨のあやふやになって/八上桐子
 (5票:なかはら 三好 青砥 魚澄 猫田)

11.ミシュランに指狐見せてる和室/安藤なみ
 (3票:中川 犬山 猫田)

12.側室も無いが自分の部屋も無い /北原おさ虫
 (6票:なかはら 八上 丸山 瀧村 安藤 魚澄 猫田)

13.裸にはドキドキしない右心室/三好光明
 (3票:丸山 北原 魚澄)

14.消費税あかずの部屋へ閉じ込める/犬山高木
 (2票:安藤 大嶽)

「雑詠」

1.マネキンが着るからイカすクールビズ/北原おさ虫

2.笑点を見てる家族に蚊がとまる/安藤なみ
 (8票:なかはら 丸山 八上 妹尾 犬山 大嶽 魚澄 猫田)

3.無花果のジクの途中にあるかゆみ/八上桐子
 (7票:中川 瀧村 安藤 犬山 青砥 大嶽 猫田)

4.桜桃忌向かい合わない父と母/青砥和子

5.歯に着せた七色の衣謳歌する/丸山 進
 (3票:北原 安藤 魚澄)

6.もう少しで中途半端にたどり着く/三好光明
 (5票:なかはら 丸山 妹尾 中川 魚澄)

7.OFFの日はくしゃとしたいドラえもん/犬山高木
 (1票:中川)

8.茄子紺の紺を充電する時間/中川喜代子
 (7票:八上 妹尾 三好 犬山 青砥 魚澄 猫田)

9.受けて立つつもり桃色夾竹桃/瀧村小奈生
 (3票:北原 三好 青砥)

10.たぶんほんとパカっと痛い天気雨/妹尾凛
 (6票:なかはら 丸山 八上 瀧村 犬山 青砥)

11.父はいま空になるため空になる/なかはられいこ
 (5票:丸山 瀧村 安藤 大嶽 猫田)

12.ガチャガチャを回すと転がり出る少女/猫田千恵子
 (9票:なかはら 八上 妹尾 北原 中川 三好 瀧村 安藤 大嶽)

13.人間をただ見つめてる剥製は/魚澄秋来
 (1票:北原)

14.女子力で世の中まるくおさめましょ。/大嶽春水
 (1票:三好)
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by nezimakikukai | 2016-06-29 17:40 | 句会結果報告 | Comments(0)

川柳社杜人創刊250号

 「川柳杜人」250号が届いた。巻頭の山河舞句さんの〈ごあいさつ〉を拝見して、その歴史を初めて知った。川柳の歴史を語るのに欠かすことのできない人々が関わった雑誌であることを知ると、心なしか手にした雑誌が重く感じられる。昭和22年から現在まで、脈々と受け継がれてきた歴史である。すごいことだなあとしみじみ思う。
 記念誌上句会では、ねじまき句会の八上桐子さんが「朝」の選者を務めた。また、ねじまきメンバーもたくさん参加させていただいた。250号の幸せをおすそ分けしていただいたようで、ありがたいことである。「川柳ねじまき」は、ただいま第3号をめざしているところ。ひよっこ以下どころか卵とも呼べない。数を思うと気が遠くなるので、目の前のひとつひとつのことにできるかぎりの力を尽くしたい。

*250号記念誌上句会より。

「朝」

文字がほどける雨の朝のぬけがら     妹尾凛
来る前に汚れてしまっていた朝      八上桐子
喃語からやわらかな朝溢れだす      青砥和子
輪郭をなくした朝を渡される       米山明日歌
重そうな袋に包囲される朝        三好光明
臨時ニュース「朝が故障で明けません」  丸山進
朝を待つ象の鎖骨にふれながら      瀧村小奈生

*「着」

終着駅出てみな違う歩きよう       青砥和子
古の名前のひとつ流れ着く        猫田千恵子
極楽に着地したのかそれっきり      中川喜代子
順番をまちがえないで光着る       妹尾凛
たどり着かないようにあなたを迂回する  瀧村小奈生
葉脈のような光を着て春は        妹尾凛
着メロは天突くヨイトマケの唄      丸山進
痒そうに終着駅が立っている       瀧村小奈生
目の中で妹が着けたくちびる       八上桐子

杜人のみなさま、創刊250号おめでとうございます。
心よりお祝い申し上げます。
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by nezimakikukai | 2016-06-27 16:57 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

ねじまき番外編

「実」

さようなら写実的にエイ笑う         犬山高木
アブドラザブッチャーだった実が落ちる    なかはられいこ
実はそのできちゃった婚ジジツコン      丸山進
桐の実の今さらなにを言い出すの       八上桐子
雨を見るみたいに青い実を見てる       妹尾凛
結実か摘果か梨の花は白           斉尾くにこ
桑田佳祐ののどちんこにもヤシの実が     月波与生
確実に葬るための蜆汁            笹田かなえ
青い実がドールハウスを埋め尽くす      青砥和子
六月の不実ばかりをなぞってる        米山明日歌
ブログから果実を獲ってアマゾンへ      三好光明
梔子が実はかくかくしかじかと        中川喜代子
ナスキュウリスイカモロコシコイ実る     早川由香
真実の口に行列する無謀           安藤なみ
湯に浮かぶ木綿豆腐の実直さ         瀧村小奈生
神の実話にヒトラーは出てこない       北原おさ虫
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by nezimakikukai | 2016-06-22 16:38 | 句会結果報告 | Comments(2)

番外編へようこそ。

番外編に参加してくださった斉尾くにこさん、月波与生さん、笹田かなえさん、早川由香さん、どうもありがとうございます。突然の呼びかけにもかかわらず、気軽に応えてくださって本当にうれしく思います。まだ11時15分。締め切りまで45分あるので、今からまだまだ届くかもしれませんね。ひゃー、わくわく。番外編については、句会結果報告のページに掲載させていただきます。びっくりするくらいたくさんの「実」がとれたらいいのになあ。
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by nezimakikukai | 2016-06-21 23:18 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

まきそびれたねじなんですが・・・。

2016年のねじまき句会の題は「うかんむり」の漢字シリーズ。5月は「実」だったのですが、吟行会になったため実行されませんでした。せっかくの「実」だったのに、残念っていうか申し訳ない(「実」さんに)っていうか、そんな気持ちになります。で、ほんの思いつきなのですが、「ねじまき番外編」として、みんなで作ってみませんか。コメント欄に1人限定1句、必ずお名前を添えて投句してください。番外編なので、このサイトをご覧くださった方はどなたでも投句していただけます。締め切りは6月21日(火)24時です。集まった作品は句会結果のコーナーに投句順に全作品を掲出します。たくさんのみなさんにお会いできるとうれしいです。
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by nezimakikukai | 2016-06-14 23:31 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(15)

「ことばの国の猫たち」

あざみエージェントから木本朱夏さん監修の猫川柳アンソロ―ジーが刊行されている。猫たちもことばも、いとおしく慈しみたい本である。「うぼる」と鳴く柳本々々さんちの猫のとまとさんもモデルとして登場している。とまとさんは極上にかわいいし、とまとさんに寄せる々々さんのことばも愛に満ちている。

この国でわたしはおもに猫だから
        あなたの膝にとても詳しい  柳本々々

ねじまき句会のメンバーの猫川柳も。

チェシャ猫に呼び戻される脱衣場   なかはられいこ
告白の練習用に猫借りる       丸山進
国境も仔猫も軽く踏んじゃって    瀧村小奈生

いろんな猫たちがいて、さまざまな猫川柳が並ぶ。どのページを開いても幸せな気持ちになれる1冊である。
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by nezimakikukai | 2016-06-07 23:08 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)



川柳句会「ねじまき句会」の公式サイトです
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