月刊 ★ ねじまき 

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500超!

国民文化祭、連句の祭典の歌仙の募集が5月10に締め切られた。全国からの応募作品は500巻を超えた。ねじまき有志で巻いた歌仙も、そのうちの1巻である。審査員の皆さんへの発送も終わり、いま厳正に審査中である。それにしても、500巻以上の作品をすべて吟味して評価していくのは大変なことだと思う。審査員の皆さんのご苦労は並大抵ではない。いや、想像するのさえ恐ろしいくらいだ。もちろん入選作品集はつくられるが、今回はすべての応募作品が熱田神宮に奉納される予定だ。100年くらいたったら、公開されて過去の文化の研究資料になる・・・という話もある。ちょっと壮大である。
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by nezimakikukai | 2016-05-31 22:39 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

吟行会の結果。

白鳥庭園での吟行会では、最高点が4点で、3句あった。1人5句、計5句の中から5句選で選んだので、1点句がたくさん出たというのも吟行会ならではの結果である。高得点3句は以下の句である。

  竹林を抜けると風は素の匂い    丸山進

「素の匂い」が選句のポイントになった模様。

  メルカトル図法で描く花しょうぶ  なかはられいこ

「花しょうぶ」と「メルカトル図法」の出会いが楽しい。

  飛び石に右か左か迫られる     三好光明

確かに!という実感の切実さがNo.1だった。

来月からは、また普段通り題詠と雑詠の1句ずつを読む。6月の題は「室」。宿題がないのは今月限りである。
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by nezimakikukai | 2016-05-24 23:17 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

ねじまき吟行会2016

2016年5月15日  白鳥庭園(名古屋市熱田区)

なかはられいこ

古今東西どちら向いても鯉の口
ぬるぬると鯉がひしめく北出口
こもれ陽が猫のかたちに揺れている
鳥が来て滝の水音ト長調
メルカトル図法で描く花しょうぶ

丸山進

餌撒くと鯉鳩烏ドロ試合
魂を水琴窟に吸われたり
竹林を抜けると風は素の匂い
関係者以外となり覗く茶会
汐入の湾曲よミスユニバース

二村鉄子

今月をぜんぶまとめて海苔でまく
砂が石に池が鯉に問いただす
赤と黒共通の敵椎若葉
泣き声にもれなく鳩がついて来る
大名古屋足下の水に濁りあり
 
瀧村小奈生

わたしだけ椚の匂いするみたい
水の音なのか木漏れ日だったのか
タメ口ですり寄ってくる鯉の群れ
やり直してもやり直しても筧
首筋に虹光らせて鳩が来る

三好光明

古傷を思い出させる池の鯉     
飛行機雲松の小枝をつらぬいて
水音に応えて揺れる花菖蒲
浮き島に鴨と亀さん阿弥陀籤
飛び石に右か左か迫られる

安藤なみ

借景を関守石が邪魔をする
皮を来て新竹青く立ちあがる
由緒ある庭に芝生は遠慮がち
ミファソまで弾ける水琴窟である
「のぞき」叶わず能書きを読み返す

中川喜代子

クチパクの鯉は静かな合唱団
新緑を飲んで少うしふくらます
石垣は知っているはず焼夷弾
マンションの洗濯物が見てる庭
腰折って 水琴窟は経を読む

犬山高木

白鳥で七億円の鯉さがす
おいアヤメ俺は今から昼飯だ
書割の庭園またぎ大あくび
高みまで一反木綿青い青い
ここからは立ち入り禁止コイのソノ

青砥和子

河骨と水底揺らす鯉尾鰭
鯉大口わたしは何も持たぬもの
水琴窟聞こえる耳と聞けぬ音
滝落ちて都会の音を押し流す
行き先はひとつにあらず吟行会
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by nezimakikukai | 2016-05-17 18:48 | 句会結果報告 | Comments(0)

吟行会。

5月のねじまき句会は白鳥庭園での吟行会だった。白鳥庭園正門前に正午集合、その場で解散して午後2時に熱田生涯学習センター集合である。とてつもなく広い場所というわけではないので、ときどきはお互いにすれちがったり、姿を見かけたりしながら、句作に励む。各自5句を提出して、そのあと互選し合評会を行った。同じ時刻に同じ場所にいて句を読むので、共通の題材も多い。鯉、鳩、竹林、水琴窟、水、木漏れ日などなど。中でも「鯉」と「鳩」の句が異様に多かったのは、おおいにうなづける。水面をもりもり盛り上げて足元に迫ってくる鯉にも、人に向かってぐいぐい近づいてくる鳩にも、もはやほぼ怖さしか感じられない。人は小さくなっているしかないのである。お茶会が開かれている庭園の風雅なイメージと、鯉や鳩に席巻された空間の現実とのギャップがおかしいといえばおかしい。つっこみどころの多い、川柳にフィットした吟行の場だったかもしれない。
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by nezimakikukai | 2016-05-17 13:21 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

歌仙巻きました。

「川柳ねじまき」#2では半歌仙に挑戦したが、今年は歌仙を巻いた。第31回国民文化祭あいち2016の募吟が歌仙だったとはいえ、なかなか大胆な決起である。5月10日締切ぎりぎりになんとか応募した。一同に会するのが難しかったので文音で巻いたのだが、やはり顔を合わせて巻きたいと途中で何度も思った。特に初心の人が多い場合は、そのほうが絶対にいいと私は思う。連句の楽しさやダイナミズムが伝わらないままに、決まりごとの煩わしさが印象に残ってしまうのではないかと危惧するからである。楽しいと感じられる座をつくり出すのは、やはり捌きの力量に負うところが大きい。私は今までに捌きの方に、「ああ、連句って楽しい。」と思える座を何度も経験させてもらった。だから自分の力不足が悔しくてかなしい。ねじまき連衆のみなさま、ごめんなさい。できるなら、またチャンスをいただいて挑戦したいと思う。
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by nezimakikukai | 2016-05-10 23:38 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

火曜日のねじ転がって木曜日

GWですっとぼけて、曜日を失念しました。申し訳ありません。恥ずかしいので、十七音で言い訳しました。

ところで、第130回の句会結果を見てくださったみなさん、題詠の句の意図的配列に気づいていただけたでしょうか。なかはらさんは、いつも意識して句を並べているのですが、今回の「完」では見た目も明らかな結果となりました。それだけ「完」という感じの使い方が限定されているということなのでしょう。ほとんど熟語としてしか使いようがありません。1~3が「完全」、4が「不完全」、5~7が「完熟」、8・9が「完成」、10・11が「未完(成)」、12・13が「完璧」です。14の「完」と15の固有名詞が、分類上その他ということになります。句をつくるという側からみると、「完」という漢字のこの特殊性もおもしろいと思います。一方、選句において、分類して並べられることの影響もあるのではないかと考えるのも興味深いことです。実際には、分類して並べられることによって、使用した語彙による影響が最小限に抑えられるのではないかと思っているのですが、それもまた影響の一種ではないでしょうか。選句は、選ぶ側の体調や心の状態、その日のお天気や場所などさまざまなものに影響を受けざるを得ません。渡された句稿の句の並び方も同様です。それらは自然なことです。でも、どんな場合にも一句一句としっかり向き合って、責任ある選句をしていきたいと思います。
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by nezimakikukai | 2016-05-05 15:00 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)



川柳句会「ねじまき句会」の公式サイトです
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