月刊 ★ ねじまき 

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あほうどり。

毎月、句会にはアフターがある。このところ金山の芋蔵が定番だったのだが、いつだったか芋蔵を出たところで誰かが叫んだ。「きゃっ!こんなところにあほうどり!」「わあ、ほんと!丸山さん、あほうどりですよ!」「これは行くしかないですね。」などとひと騒ぎした。「あほうどり」といえば、「アルバトロス」といえば、丸山進さんなのである。芋蔵と同じビルの4階にある焼き鳥屋さんのような居酒屋さんのようなお店だ。その後、何か月かそのままになって芋蔵通いが続いていたのだが、ついにあほうどり攻めにかかった。とはいえ、あほうどりにはしゃいだのは入店までで、席に着くや、何を食べるか何を飲むかしか誰も考えちゃいない。そういうものである。ただし、どこであれ、句会のアフターは貴重な時間である。話は次から次へと途切れることなく(間に飲み食いも途切れることなく)、おおいに盛り上がる。川柳のこと、川柳のこと、川柳以外のこと、川柳のこと。終わったら、金山総合駅(この「総合」になぜか桐子さんが食いついていた!)から、地下鉄、名鉄、JRに分かれて、それぞれが帰路につく。なんといっても「総合」なので。
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by nezimakikukai | 2015-08-25 20:55 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

脳の話。

8月はお盆と重なるので、句会がいつもの第3から第4日曜になっている。題は「脳」。なかなか過激な題である。きっと暑いさなか、みんなグチャグチャのドロドロになりながら格闘したことだろう。わたしは、「脳」という言葉の入った川柳をたぶん今までに一度も書いたことがないと思う。題をいただくことによって、「脳」と向き合うチャンスを得られるのは意義のあることだとは思うものの、つらい。ひねり出そうにも何にもないという空っぽの感じにあきれ果てた。それだけに、どんな句が集まったのかとても関心があった。昨日、全員の作品が送られてきた。句会までに、題詠については各自選句をしておくことになっている。まだ、作品を読んでいないのだが、題が難しいと選句もまた難しくなりそうだ。脳が悲鳴をあげそうな今月の句会である。
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by nezimakikukai | 2015-08-18 23:36 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

数の妙。

取り敢えず四人の時の顔をする    魚澄秋来

第122回ねじまき句会、雑詠の一句。「四人」に考えさせられる。一人でも二人でも三人でもなく四人。どんな状況設定なのかと想像するだけでもおもしろい。なおかつ、「四人の時の顔」が、どんな顔なのかうまく描けなくて、何となくそんな曖昧模糊とした顔のような気がしてくる。そして、「四」という数字が新鮮である。川柳に一番よく出てくる数字の統計をとったら「三」なのではないかと思うのだが、「一」や「二」、うんと多くて「千」や「万」はありそうである。しかし、「四」はなかなかないんじゃないだろうか。だからこそ「四人の時の顔」が精彩を放つのだ。この句には、もうひとつ作者の意図を感じる部分がある。それは、「取り敢えず」「時」の漢字表記である。特に、「取り敢えず」は圧倒的に平仮名表記が多いのではないだろうか。この硬い表記が、かえってそのギャップから四人という状況の困惑を表しているように感じられた。
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by nezimakikukai | 2015-08-11 20:13 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

暑気払いに一句。

暑い、暑いと言ってもはじまらないが、暑い。川柳が一服の涼となることもある。7月のねじまきの題詠「脚」から。

雨脚が欽ちゃん走りしてこける    丸山進

「欽ちゃん走り」に尽きる句である。ある世代の郷愁を遺憾なくかきたて、カクッとかクタッとかいう脱力感を共有させる。「雨脚」がうまい。そういえば、雨らしい雨が降ってないなあと思いつつ、くすりと笑う。軽妙さが暑さを忘れさせてくれる句である。

こんなときだけど鳩の脚ピンク    なかはられいこ

はずし方が絶妙。「こんなときだけど」って「鳩の脚ピンク」ってどうでもいいし、という期待された突っ込みをさせられてしまう。計算された技なのだが、わざとらしくない。素材の選び方と料理の仕方が適切なのだろう。涼しげなポイントのずらし方だと思う。

燃えるように暑い日は、涼しい川柳がいい。
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by nezimakikukai | 2015-08-04 13:38 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)



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