月刊 ★ ねじまき 

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第121回ねじまき句会はここがちがう!

残念なことに、わたしはのっぴきならぬ用があって大遅刻をしたのです。したがっって新スタイルを未だ体験していません。突然ですが、新しい試みとして句会の司会者が交代制になりました。当初は荻原さん、ここ数年はなかはらさんが司会を一手に引き受けていたので大改革です。その司会の一番手は二村鉄子さんでした。ほんとにその場にいなかったことが残念でしかたありません。二村さんの司会はきっと、てきぱきしていたのでしょうね。なかはらさんが、自由に余裕を持って発言できるようになることで、句会の内容にも変化が出てくるのではないかと思われます。それは、ねじまきにとってよいことにちがいありません。また、司会を経験することでメンバーの中にも新しい見方が出てくる可能性があります。さらに、司会者が変わることで進め方が変わるでしょうから、新鮮な発見があるかもしれません。変化は必要なのです!A rolling stone gathers no
moss.ですよね。
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by nezimakikukai | 2015-06-30 18:09 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

第121回ねじまき句会

題詠「胸」

1.この辺が亜熱帯低気圧とひらく胸/ ながたまみ
(6票: なかはら 丸山 中川 犬山 米山 青砥)

2.ゆっくりと裏返してみれば気胸/ 二村鉄子
(3票: なかはら 安藤 青砥)

3.林檎ひとつ胸にしまって眠ります/ 魚澄秋来
(3票: 安藤 妹尾 ながた)

4.だんまりに寄りかかっている度胸/ 安藤なみ
(2票: 丸山 二村)

5.あたらしいことばを沈め鳥の胸/ 八上桐子
(6票: なかはら 丸山 三好 魚澄 妹尾 米山)

6.指揮棒が語尾やわらかく胸をさす/ 青砥和子
(5票: 丸山 樋口 犬山 ながた 瀧村)

7.夕暮れのまだらが胸に満ちてくる/ 瀧村小奈生
(6票: 中川 三好 魚澄 妹尾 八上 青砥)

8.泣くたびに胸で渦巻くかたつむり/ 妹尾凛
(6票: なかはら 二村 犬山 樋口 ながた 瀧村)

9.向日葵に胸があってはなりませぬ/ なかはられいこ
(6票: 安藤 三好 二村 樋口 八上 瀧村)

10.雨の日は胸のでぶ猫丸くなる/ 会田ゆう子

11.胸襟は開けっ放しでいつも留守/ 中川喜代子
(8票: 安藤 三好 魚澄 犬山 米山 八上 瀧村 青砥)

12.自転車の胸のあたりが凹んでる/ 丸山進
(3票: 中川 二村 樋口)

13.退屈な胸の開け方解かる人/ 三好光明
(3票: ながた 米山 八上)

14.紅薔薇の胸の黒子をいつか見た/ 犬山高木

15.胸と首 境あたりに溜まる音/ 米山明日歌
(3票: 中川 魚澄 妹尾)


「雑詠」

1.触ってはいけないものを並べられ/ 米山明日歌
(5票: 丸山 三好 樋口 犬山 瀧村)

2.柑橘を不規則に噛む少女A/ 犬山高木
(1票: 安藤)

3.妖怪も仏も映す水鏡/ 三好光明

4.デジタルに変身中の時計草/ 丸山進
(5票: なかはら 中川 安藤 魚澄 米山)

5.テレビ欄斜め読みしてモジリアーニ/ 中川喜代子
(3票: 丸山 犬山 青砥)

6.言われてもしかたないでしょメールする/ 会田ゆう子

7.湿布貼ったとこからすっと船が出る/ なかはられいこ
(8票: 中川 魚澄 樋口 犬山 米山 妹尾 八上 瀧村)

8.おや風の具合で星が降ってきた/ 妹尾凛
(4票: 三好 魚澄 ながた 瀧村)

9.恥ずかしいことがときおり光る川/ 瀧村小奈生
(5票: なかはら 三好 米山 妹尾 八上)

10.荷を解けばただ眠りたく雨の音/ 青砥和子
(6票: なかはら 丸山 安藤 二村 樋口 ながた)

11.夕暮れの破れかけてるハトロン紙/ 八上桐子
(7票: なかはら 中川 二村 魚澄 妹尾 ながた 青砥)

12.星空の下には星を入れる箱/ 安藤なみ
(7票: 中川 二村 妹尾 ながた 八上 瀧村 青砥)

13.ピケティがいてもいなくてもこの暮らし/ 魚澄秋来
(2票: 三好 犬山)

14.陸上部顧問と演劇部顧問兼/ 二村鉄子
(3票: 丸山 八上 青砥)

15.オアシスがあるかのぞきに来てほしい/ ながたまみ
(4票: 安藤 二村 樋口 米山)
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by nezimakikukai | 2015-06-30 17:10 | 句会結果報告 | Comments(0)

2016年国民文化祭の開催地は愛知です!

「小奈生ちゃん、最近そればっかりやん!」というお叱りは覚悟の上で、ご案内させてください。というのも国民文化祭なんていう仰々しい立派な名前の割に、一般的には「なに、それ?」ぐらいのひそやかな営みだと思うからです。わたしも連句に関わっていなかったら知っていたかどうかあやしいところです。文芸のあらゆるジャンル、写真、絵画など文化全般の全国大会といったらよいのでしょうか。文化庁が推進し予算も出しているイベントなのです。連句発祥の地、蕉風発祥の地、名古屋では、熱田神宮を会場として連句大会を開催します。今年9月にはプレ大会も行われます。せっかくの地元でのイベントです。できるだけたくさんの人が参加して、おおいにおもしろがってもらえたらいいなあと思います。
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by nezimakikukai | 2015-06-23 17:07 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

「ホームに戻る」について。

5月の句会の雑詠から。

ホームに戻る狩野派の雲連れて    なかはられいこ

この句のことがずっと気になっている。一読、platformのホームだと思い込んでしまった。駅のホームなんて存在そのものが曰くありげな場所だから仕方ないと言えばないのだが、今となっては悔いが残る。駅のホームを思い浮かべたのは私だけではなかった。しかし、やはりこれはホーム画面の「ホーム」だろう。何と言っても「ホームに戻る」なのだから。狩野派の雲とはまた大袈裟なものを連れてきてしまったものだ。それでもプラットホームに連れてくるよりは、ホーム画面に連れてくるほうが想像しやすい。どこまでも金色のわさわさとした雲の群れである。駅のホームってどんな状況なのよと今さらに恨めしい。暴走したまま選句してしまって言うのも気がひけるけれど、「狩野派の雲」の力は並々ならぬものだと思う。
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by nezimakikukai | 2015-06-16 23:11 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(1)

「川柳展望」2004秋

という川柳誌を初めて手にした。「第2回現代川柳大賞」を決定するための選考員会の討論が生々しく掲載されていておもしろかった。過程がこんなふうに公開されるのが一般的なのかどうかわたしにはわからないが、選考委員も読者の評価にさらされるという意味では潔い態度である。
なかはられいこ選「民」では、草地豊子さんの2句が取り上げられていた。

民意とはインゲン豆の蔓であり    草地豊子
民衆を飾り付けると終わりです    草地豊子

「民」という題の難しさについて触れてなかはらさんは次のように書いている。

良い作品を書くひとは、そこ(最初に思いついた言葉)から発想を広げます。たとえ「民衆」や「民意」といった政治に直結してしまいそうな言葉であろうとも、決して新聞や週刊誌の見出しみたいな見慣れた(あるいは聞き慣れた)ことは言わない。ただでは転ばないのです。

そう!そう、そう!10年以上前のれいこさんの言葉が頼もしく聞こえた。
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by nezimakikukai | 2015-06-09 23:28 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

題詠「肋」。

肋骨はなかなか多様だった。

まず抒情派。

肋骨を弾くと遠い夏が鳴る    瀧村小奈生
肋骨を夜の電車が通過する   ながたまみ

食物派。

有るようで無い蓮根の肋ぼね   北原修
帝国も鱧の肋もこなごなに     なかはられいこ

ミステリアス系も。

それはもう祠かなまだ肋かな    八上桐子
すべりこむ肋が「閉」になる前に  樋口りゑ

苦しんだ分いろんな肋が見られて楽しい結果になったように思う。
「肺」があって、「肋」があって、まだまだとばかり6月は「胸」である。病みそー。
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by nezimakikukai | 2015-06-02 17:55 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)



川柳句会「ねじまき句会」の公式サイトです
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