月刊 ★ ねじまき 

カテゴリ:火曜日にはねじをまく。( 145 )

2017

新しい年が始まりました。
みなさま、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

昨年の暮れに広瀬ちえみさんが「杜人」と「垂人」を送ってくださった。「杜人」の10月句会の模様が「ねじまき」に、吟行会については「杜人」に掲載されて、12月に同時発行となる予定だったのだが、「ねじまき」に遅れが生じて何とも申し訳ないことになってしまった。去年の宿題を抱えたままの2017年のスタートである。「垂人」という雑誌については、10月に仙台におじゃましたときに初めて知った。いつもながら、つくづく不勉強なことで恥ずかしい。そのとき拝見した28もそうだったのだが、今回も歌仙が掲載されている。捌きはいずれも佛淵雀羅氏。集まった連衆が居酒屋で一座を共にして・・・いかにも粋である。短歌、俳句、川柳、連句、現代詩とぎゅんぎゅんつまったゴージャスな雑誌だ。しかし、それだけ詰まっているのに窮屈な感じがしないところに達人の度量を感じる。編集・発行は中西ひろ美さんと広瀬ちえみさん。

いつもそこにあるものばかり年新た   中西ひろ美
そこらじゅう冬になろうとしておりぬ  広瀬ちえみ
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by nezimakikukai | 2017-01-10 23:32 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(1)

「おぼろ夜情話」

仙台の鈴木節子さんが句集を送ってくださった。縦縞の着物のような色柄の素敵な表紙である。10月に「杜人」の句会におじゃましたばかりなので、〈漢字・節子さん〉と呼ばれていた鈴木節子さんのにこやかで人なつこいお顔がぱっと浮かぶ。

革命を考えているおばあさん

 冒頭の句で思わず笑ってしまう。そうだったんですね、節子さん。じゅうぶん考えられます。

寒天で固めるすったもんだなど

 すったもんだも随分と経験なさったことでしょう。少々のすったもんだなどにはビクともなさらないことと思います。寒天で固めるって・・・あんまり固める気がなさそうで好きです。

割り箸を割るとき通り抜ける風

 割り箸を割る瞬間って必ず何かが起こっていると思います。割り箸でいただく食事という、いつもと少し違う状況の中ではっと気づく何か、わたしもその風を感じたように思いました。

2016年のいちばん終わりに北の国から素敵な贈り物をいただいた。ありがとうございます!
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by nezimakikukai | 2016-12-27 22:55 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(4)

2016年が終わりそうです。

 18日の日曜日に今年最後の句会が終わった。三島から米山明日歌さん、神戸から妹尾凛さんが来てくれて、ねじまきも年の瀬の賑わいである。それにしても、1年はどうしてこんなに猛スピードで過ぎてしまうんだろう。ウカンムリの漢字を追いかけて2月からスタートしたが、あれよあれよと「寝」の12月である。12月を極月と呼ぶことを知ったのは、ねじまき句会に参加した最初の12月だった。鮮烈な極月!10年以上たった今でも、最初の衝撃のせいか極月はちょっと特別なもののような感じがする。
 12月は「川柳 ねじまき」の発行予定月でもあった。(すでに過去形!)残念ながら少々遅れてしまって現在校正中。年末年始にかかるので、みなさんに読んでいただけるのは来年早々になる。「ねじまき」を世に送り出すのは本当にどきどきだ。自分たちの精一杯を尽くすしかないのだが。
 そういえば、10月に句会にお邪魔した「杜人」と「垂人」の発行もまもなくらしい。楽しみ!
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by nezimakikukai | 2016-12-20 23:33 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

「おもしろ川柳会 合同句集」第十号

おはじきで不定愁訴をはじき出す   中川喜代子
音程は外れているが上機嫌      浅見和彦
ためらいもなく傷を持ち帰ります   今井さき子
まな板の音が止まれば身構える    吉田武彦
さりげなく半音下げて言い訳す    佐藤ちなみ
男だったら言われ続けて女です    高橋靖子
血圧計二台並べて腕競う       鈴木まち
忘れたい昨日に声をかけられる    市川誠
年金が生きているかと調査する    鵜飼えつこ
野球帽が残念そうに落ちている    かわいあや
神秘的と言われ続けて穴になる    つくしんぼ
まあいいかタートルネック前後ろ   猪きよみ
お互いの霧の部分は回り道      竹内美千代
寄せ書きで苦し紛れに和の字書く   宮田勉
神さまになってお告げを言い渡す   青砥和子
何年も着信のない糸電話       真理猫子
メールでは涙の跡が分からない    丸山進

***

おもしろ川柳会は瀬戸市の公民館の講座から生まれた句会だということだ。瀬戸市もすごいし、公民館もすごいし、丸山先生もメンバーのみなさんもみんなすごいと思う。たくさんの方が集まって、11年も続いて、こうして句集も出して。心のこもった成果がここにある。
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by nezimakikukai | 2016-12-13 23:35 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(4)

「青」

国民文化祭で徳田ひろ子さんにお会いした。「青」はそのとき頂戴した徳田さんの句集である。きっとこれまでにも同じ会場にいたことはあると思うのだが、至近距離(30センチくらい)でお声を聞いたのは初めてである。まさにかっこいい姐御!幸運なご縁で句集をもらい受けた。わあ、青い表紙は柳本元々さんの絵ではないですか。もくじには「第一章 青嵐」「第二章 青い花」「第三章 青兎」「第四章 青垣」と並んでいて、青づくし。徹底してるわ、さすが姐さん。この句集には面白い仕掛けが隠されているとお聞きしたのだが、わたしのヘボい脳では未だ発見にいたらない。

夏までの長さを犬かきのままで
塩加減まちがえてから姉のまま
交差点海に向かって青になる
満月で爪を研いではいけません
君の手から37度2分の月が出る

豪快な(って言ったら叱られるだろうか?)ひろ子さんの繊細な心がいっぱいつまった句集である。
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by nezimakikukai | 2016-12-06 23:11 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

「川柳 裸木」

熊本のいわさき楊子さんから、うすみどりいろの表紙の冊子が届いた。シンプルなデザインのうつくしい1冊である。

裏側で滝の痛みを聞いていく    樹萄らき

くるぶしに一足遅い春が来る    久保山藍夏

言い訳をしている月が欠けている  阪本ちえこ

おめでたい話に乗っていく綿毛   北村あじさい

夕顔のどれも視線をあわせない   いわさき楊子

透明な音たて動くいもうとよ    上村千寿

比喩でなく人参のあるカレーだな  川合大祐


それぞれの作家ごとに手触りも匂いもちがう20句がならんでいて興味深い。「交換柳読」のページもあって、作品を読むことを大切にしていらっしゃるところにおおいに共感した。ねじまきも頑張らなくちゃ!
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by nezimakikukai | 2016-11-29 22:47 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(1)

ありがとうございました。

 ねじまき番外編に参加してくださったみなさま、ありがとうございました。昨日、句会結果のページにアップいたしました。ふだんの2倍ほどの句がならんでいて、にぎやかです。メンバーも多様なので句のならんだ景色もいつもとは違う新鮮さがあります。また、みなさまにお声をかける機会があるかと思います。そのときにも、一緒に楽しくお遊びください。
 ところで、11月も下旬に入りました。「川柳ねじまき」#3は年内発行を目標にがんばっていますが、日程的にきわどいところです。遅くとも年明け早々には発行いたしますので、もうしばらくお待ちください。第2号を読んでくださった方から「次号も楽しみに待っています!」と言っていただいたことが、プレッシャーでもあり、パワーの源にもなっています。ちっとも話が出ないけど「ねじまき」はもうやめちゃったの?なんて思われるといけないので、ちょっと言い訳がましく言ってしまいました。
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by nezimakikukai | 2016-11-22 22:54 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

賞もないのに・・・

「寒」を一緒に遊んでくださる方がいてとても嬉しい。はじめまして!という方もいらっしゃってますます嬉しい。今夜は、風がびっくりするような音をたてて吹いている。いかにも寒さがやってきそうな夜である。北海道の寒さに目が留まる。

北海道の寒さ爆発しています    松木秀

北海道はもう相当寒いのだろうか。寒いのは苦手だから、爆発されてはひとたまりもないなと思う。

かゆくてもとどかぬ河馬の寒気団    月波与生

「河馬の寒気団」は「ロバのパン屋さん」みたい。あんまりこわくないし、ちょっとかわいい。

「っぱねえっす、ぱねえっす」と来る寒太郎    魚澄秋来

こりゃあ、北風小僧かしらん。半端ない寒さは勘弁してほしいけど。

こうやって、いろんな人が訪ねて句を書き込んでくださるので、ねじまきは寒さ知らずだ。
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by nezimakikukai | 2016-11-15 23:32 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(3)

ころがる音。

川柳にとって音、リズムや響きはどのくらい重要なのだろう。

萩の散るたねやでふたつ栗きんとん  魚澄秋来

先月の句会の雑詠の1句である。シーズンたけなわなので、栗きんとんと遭遇する機会が多いのだが、そのたびにこの句が耳の奥で鳴る。節もついているように思われる。私にとって、この句は〈音〉の句である。音が心地よく感じられるのは、句に詠まれた景色がフィットしているからだろう。いつまでも耳に残って甦る力を持つということも句としての大きな魅力にちがいない。舌をころがり空気を震わせて伝わる音の要素は、川柳にとってかなりの重要性をもつのではないかという気がしている。
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by nezimakikukai | 2016-11-08 23:03 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

ねじまき番外編その2

11月の句会が国文祭参加に振り替わったので題が宙に浮いた。11月の題は「寒」である。確かにこの数日、急に寒くなったなと思う。それはそうとして、「寒」である。前回の「実」で味をしめてしまった!いろいろな方の句が寄せられると無条件にうれしい。楽しくなってくる。

というわけで、2016年度番外編その2「寒」を開催いたします。おひとり1句をコメント欄に投句してください。たくさんの方の投句をお待ちしています。

題「寒」   ※必ず「寒」の字を入れてください。
締め切り   11月20日(日)

何の賞もなくて申し訳ありませんが、一緒に遊んでください。
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by nezimakikukai | 2016-11-01 23:15 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(28)



川柳句会「ねじまき句会」の公式サイトです
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