月刊 ★ ねじまき 

カテゴリ:火曜日にはねじをまく。( 169 )

みなさまよいお年を!

2014年最後の火曜日です。2014年は、ねじまき句会にとって10年目という以上の節目の年になりました。何と言っても、7月に「川柳ねじまき」創刊号を発刊できたことがうれしいできごとでした。いろいろな場所のいろいろな方々に読んでいただけてとても幸せに思います。本を出したことで、メンバーひとりひとりが川柳について、自分の作品について、改めて考える契機になったように思います。2015年は、第2号をお届けすることが目標になりました。川柳を探しながら、ひとつの場所にとどまることなく変化し続けるわたしたちの姿をお見せしたいと思います。みなさま、よいお年をお迎えください。
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by nezimakikukai | 2014-12-30 20:02 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

十二月。

句会結果報告がまだなので、ややフライング気味なのだが、欠席選句も終了したので、十二月句会の作品について。毎月、月が詠みこまれた作品がひとつは出てくる。今月は題詠「燕」と雑詠で1句ずつ。

谺になるか燕になるか十二月    なかはられいこ

箸置きに箸の足りない十二月    二村鉄子

題詠の選評が先だった。そのとき選ばなかった理由を求められた二村さんが「十二月がねえ。とってつけた感じで、かえって混乱を招くんじゃないかと思うんですが。」と。記憶を頼りにしているので、そのままではないが、確かそういう指摘をした。「谺になるか燕になるか」だけで選んだわたしは、どっきりしたのだが、作者を発表したあとに、なかはらさんもそれを認めていたので、二村さんの指摘は的確だったということだ。その後雑詠の選評が終わり、雑詠の「十二月」の句は二村さんの作品だということがわかる。おもしろい。そこで、題詠での二村さんの指摘がより重要になる。「谺になるか燕になるか」の句の「十二月」に対して問題を提起できる揺るぎない二村さんの姿勢がいい。それは、ひとつの言葉の配置に細かい吟味が重ねられていることの証だからだ。私なら、・・・言えたかなあと思うと、自信がない。二村鉄子さんがまぶしい!句会は楽しい。
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by nezimakikukai | 2014-12-23 18:07 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

す、水曜日です。

12月は慌ただしい。きのうの夜10時頃までは、ちゃんと覚えていたのに、ちょっとバタバタしたらすっかりとんだ。というわけで、巻き遅れのねじである。

食べて寝て死んでいく猫それでいい    犬山高木

犬山さんは、ねじまきの最新メンバーの1人である。これは、先月の犬山さんの雑詠。
11月句会を欠席したわたしは、初対面だった。悟りの人かしら?猫派?と想像をたくましくして会った犬山さんは、飄々とした青年のような方。選句と評で時間がいっぱいいっぱいだったので、ゆっくりとお話することができなかったが、来月は新年会だから、いろいろお話を聞かせてもらおう。新しいメンバーは、それぞれに魅力たっぷりなので、来年のねじまきは、さらにおもしろくなりそうだ。
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by nezimakikukai | 2014-12-17 18:26 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

いもうとの世界はいつも工事中    石原ユキオ

第1回川柳カード誌上大会、題詠「世界」の1句である。歌人、俳人、川柳作家という多様な選者をそろえた「カード」の新しい試みだった。「カード」が届き、「おかじょうき」が届き、雑誌の到来のしかたも年末っぽい。最近、「エーフディ」という新しい雑誌も手にした。歌人、俳人、詩人、作家による廃墟吟行の特集だったが、Vol.1とあったので、今後も続いていくのだろう。「クロスオーバー」という言葉が、ぽっかりと浮かぶ。あちらこちらでうごめいていているものがある。
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by nezimakikukai | 2014-12-09 23:33 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

燃えにくい人の背中を擦ってる    丸山進

11月のねじまき句会、題詠「燃」の最高点句である。もたもたしていたら、紹介しそびれて12月になっていた。「燃」「擦」と配慮の行き届いた気持ちのよい句である。なんとなく可笑しくなんとなく哀しい。その感覚が読み手を引き付けるのだろう。「燃」の題で、「燃え滓(かす)」という語句が複数選択されていた。「滓(かす)」に向かうのが、川柳的なのかしらとまったく根拠のないことを思ってみたりする。12月の題詠は「燕」。師走の燕かあ。またまた大変なことになりそうだ。しかも、締め切りは今週末じゃなかったかなあ。こわっ。
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by nezimakikukai | 2014-12-02 19:41 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

プロムナード現代短歌2014

荻原裕幸さんがコーディネートする朝日カルチャーセンターの特別講座は、今度の日曜日、30日の午後1時30分からです。ねじまき句会の荻原裕幸さんとなかはられいこさんが講師として登場します。講師のメンバーがとても魅力的!お二人の他に、歌人の島田修三さん、加藤治郎さん、穂村弘さん、斉藤斎藤さん、俳人の佐藤文香さん。もう行くしかないでしょ!という期待高まるイベントです。ねじまきあげて応援します。
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by nezimakikukai | 2014-11-25 23:26 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(3)

伊那からの便り。

伊那の樹萄らきさんが、「川柳ねじまき」の感想を送ってくださいました。便箋にびっしりとつまった文字。1ページ1ページ大切に読んでくださったこと、本当にありがたく思います。らきさんの一人一句選をご紹介します。

家中のほこりがみんなもらい泣き      なかはられいこ
図書館は無料で息を引き取ります     丸山進
言い訳の代わりに九九をずっと言う     瀧村小奈生
そうか川もしずかな獣だったのか      八上桐子
夕暮れの赤はこれから起こる赤       米山明日歌
見落とした青い部分が逆らうの       青砥和子
目をそらすときだけ開く窓がある      ながたまみ
とおまきにはるまきをみるかっぱまき    二村鉄子
墜落中ちょっと質問いいですか       魚澄秋来
残された傘が手首を呼んでいる       荻原裕幸

この句たちは、こうして選んでもらえたことを喜んでいるはず。果報者です。
伊那はもうずいぶん寒いのだろうなあ。
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by nezimakikukai | 2014-11-18 23:26 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(1)

名前なぞどうでもいいかアハハハハ   中川喜代子

「川柳文学コロキュウム」No.66から引用させていただいた。「アハハハハ」はちっともおかしそうじゃなくておもしろい。名前は、所詮、ラベル、記号なのだからたいしたことはないというのは正論だけれども、なかなかそう単純ではない。だいたい、「どうでもいいか」なんて言ってみせる時点で、どうでもよくないことがありありわかる。人に名前を覚えてもらっているとうれしいし、逆だとちょっとさびしかったりもする。どうでもいいものの名前でも思い出せないと、どうにも気になってしかたない。ちっとも、どうでもよくないのが名前なのである。中川さんも加わる11月の句会は、今度の日曜日だ。多様な書き手の作品を読み、評を交わせる場所として、ねじまき句会は、めぐまれた環境だと思っている。
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by nezimakikukai | 2014-11-11 23:26 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

川柳「ねじまき句会」が10周年(中日新聞・2014.11.4)

きょうの中日新聞朝刊の文化面で、ねじまき句会がとりあげられました。そう、先日取材に来てくださった野村さんの記事です。4分の1面ほどのスペースを割いて、ねじまきを紹介してくださいました。句会の様子も、コメントも丁寧に伝えてくださっていて、とてもうれしく思いました。それに、紙面が明るかったのも。明るくって、すーっと風が抜けそうな感じがしました。きっと、取材してくださった野村さんの温かいお気持ちのおかげだと思います。「川柳人口の拡大も狙い」なので、お問い合わせがあるとうれしいです。
11月から、中日新聞を見るより早く新メンバーが2人参入。瀬戸の中川喜代子さんと大阪の兵頭全郎さん。ますます、おもしろくなりそうです。
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by nezimakikukai | 2014-11-04 23:16 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)

阿吽とかゆってふたりは秋さなか    なかはられいこ

瀬戸の吟行会には参加できなかった。遠来のお客様もいらしていたのに本当に残念。当然のことながら、吟行会の句は、ふだんとは趣を異にする。参加していなかった私の眼と参加者の眼は違ってくることと思いつつ気になった一句を挙げた。「とかゆって」「ふたりは」などと若い恋人同士のようだが、この「ふたり」は明らかに阿くんと吽くんの二体の狛犬のことだろう。あまり訪れる人の多くなさそうな神社の、清澄な秋の光の中に永遠の時間を刻むように鎮座しつづける「ふたり」である。その距離は近過ぎもせず遠すぎもせず、どれだけ長い時間見つめあってきたことか。阿の口は阿のままで、吽の口は吽のままで。その間を通り抜けるとき、こんな言葉が現れそうな気がする。
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by nezimakikukai | 2014-10-28 15:46 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)



川柳句会「ねじまき句会」の公式サイトです
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