月刊 ★ ねじまき 

カテゴリ:句会結果報告( 67 )

第137回ねじまき句会

題詠「頁」

1.5頁目緋鯉じゃなくて悲恋です/丸山 進
(1票:米山)
2.五頁目の犬を放して迷う森/青砥和子
(3票:安藤 魚澄 瀧村)
3.黒塗りの頁に骨折音がする/安藤なみ
(7票:米山 丸山 北原 三好 犬山 青砥 八上)
4.青太くヘドロの頁を描いてある/三好光明
5.とうに忘れた白かった日の頁/猫田千恵子
  ( 4票:丸山 北原 青砥 八上)
6.なかほどの頁の轍知るすみれ/中川喜代子
  (3票:犬山 瀧村 大嶽)
7.月の匂いのする頁岩のすきま/米山明日歌
  (4票:北原 魚澄 猫田 犬山)
8.頁繰る雪の匂いが深くなる/瀧村小奈生
  (9票:なかはら 丸山 安藤 北原 猫田 青砥 中川 大嶽 妹尾)
9.満月は薄荷の味と知る頁/魚澄秋来
  (6票:なかはら 安藤 犬山 青砥 中川 妹尾)
10.漢字なのに頁は英語の当て字だけ/北原おさ虫
  (1票:大嶽)
11.頁を破りさよならと書く星月夜/犬山高木
12.逆さまにしても夏とも頁とも/八上桐子
  (5票:なかはら 猫田 瀧村 三好 妹尾)
13.びっしりと鳥が詰まっている頁/なかはられいこ
  (10票:米山 魚澄 安藤 三好 猫田 瀧村 中川 大嶽 八上 妹尾)
14.ちりちりと枯葉の頁ふってくる/妹尾 凛
  (3票:なかはら 三好 八上)
15.山吹の頁たどっておりる過去/大嶽春水
  (4票:米山 丸山 魚澄 中川)

雑詠

1.きょうもぺたんぺたん月とすれちがう/妹尾 凛
(6票:米山 安藤 瀧村 猫田 中川 大嶽)
2.鬼の面耳元春物カンガルー/犬山高木
3.雪の日よ今日さがすのは愛とルッコラ/魚澄秋来
  (5票:なかはら 瀧村 三好 八上 妹尾)
4.如月のはたらく空とはたらく木/なかはられいこ
(6票:丸山 魚澄 瀧村 安藤 青砥 八上)
5.助六の顔して払う傘の雪/北原おさ虫
(7票:なかはら 魚澄 犬山 青砥 中川 大嶽 八上)
6.小春日の魚それとなく影を生み/八上桐子
(4票:米山 安藤 北原 妹尾)
7.ゴーギャンとゴッホもしくは護摩の灰/瀧村小奈生
(2票:なかはら 丸山)
8.縄文の顔でたずねて来る長姉/中川喜代子
(8票:丸山 魚澄 猫田 北原 三好 犬山 大嶽 妹尾)
9.梅が咲き返事はやっと八長調/米山明日歌
(4票:丸山 犬山 三好 青砥)
10.スカートの裾から溶けて水の色/猫田千恵子
  (4票:なかはら 米山 魚澄 瀧村)
11.出会い時皮を剥げるか狩りと恋/三好光明
12.夕焼けと張り合う首の蕁麻疹  安藤なみ
  (3票:中川 大嶽 八上)
13.路地裏で探すカフェとかカッパとか/青砥和子
  (3票:安藤 猫田 妹尾)
14.汗ポタポタ雨ポトポト人トボトボ/大嶽春水
  (1票:北原)
15.寄せ鍋の寄せ方エクセルが上手い/丸山 進
  (7票:米山 北原 猫田 三好 犬山 青砥 中川)
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by nezimakikukai | 2017-02-28 19:52 | 句会結果報告 | Comments(0)

第136回ねじまき句会

1.ふて寝して清しこの夜背負い投げ / 犬山高木
(4票:中川 米山 三好 魚澄)

2.誘われる運河に添い寝する役で / 米山明日歌
(7票:瀧村 ながた 丸山 妹尾 三好 魚澄 犬山)

3.寝返りを打てば氷山落下音 / 中川喜代子
(8票:瀧村 北原 早川 安藤 米山 妹尾 大嶽 犬山 猫田)

4.寝てる間に財布と左脳盗まれる / 丸山進
(4票:なかはら 北原 青砥 大嶽)

5.うたた寝の背を押しあげて種子島 / 安藤なみ
(4票:瀧村 中川 犬山 猫田)

6.ふわふわぁ寝心地がいいねこの家 / 大嶽春水
(2票:早川 三好)

7.ターニングポイント通過中昼寝 / 三好光明
(5票:北原 中川 丸山 安藤 大嶽)

8.寝顔見る時に振り切るバロメーター / 早川由香
(3票:丸山 安藤 青砥)

9.匂やかな水かき現われる寝所 / 妹尾凛
(4票:なかはら 米山 早川 猫田)

10.寝る前の歯磨き二万三回目 / 猫田千恵子
(3票:なかはら 北原 大嶽)

11.妄想の種は弾けて寝違える / 青砥和子
(2票:ながた 魚澄)

12.後列は寝てる三十三間堂 / 北原おさ虫
(10票:瀧村 ながた 中川 丸山 早川 妹尾 米山 三好 犬山 魚澄)

13.僕という記憶のふるい寝台です / なかはられいこ
(3票:ながた 妹尾 青砥)

14.寝ぐせから煩悩無尽誓願断 / 瀧村小奈生
(4票:なかはら 安藤 青砥 猫田)


雑詠

1.雨音があかるい夜はまだ途中 / 瀧村小奈生
(7票:ながた 北原 米山 妹尾 青砥 大嶽 魚澄)

2.靴下の無い子探しに来るサンタ / 北原おさ虫
(3票:ながた 三好 大嶽)

3.地団太を踏んで鳥になる途中 / なかはられいこ
(5票:北原 中川 安藤 妹尾 犬山)

4.ひざまずく象の瞼を閉じてやる / 青砥和子
(2票:ながた 魚澄)

5.わたしにもほのかな骨のある月夜 / 妹尾凛
(9票:なかはら 瀧村 北原 丸山 早川 安藤 米山 青砥 魚澄)

6.7センチ浮き上がりたいハイヒール / 早川由香
(2票:三好 猫田)

7.解体をした手にそっーとのるたまご / 三好光明
(4票:瀧村 ながた 丸山 安藤)

8.オリゴ糖らしき半端なりし眉よ / 安藤なみ
(2票:丸山 米山)

9.床の間に正座で歌うアヴェマリア / 丸山進
(5票:北原 中川 大嶽 犬山 猫田)

10.湯たんぽのぽにさそわれて行く銀河 / 中川喜代子
(5票:なかはら 瀧村 青砥 大嶽 猫田)

11.ニラなのか水仙なのかわからない / 米山明日歌
(4票:早川 安藤 三好 犬山)

12.道の駅ルノアール風の林檎買う / 大嶽春水
(6票:中川 丸山 米山 妹尾 犬山 魚澄)

13.カバの耳地に伏せたまま雪になる / 犬山高木
(5票:なかはら 妹尾 早川 青砥 猫田)

14.妹はくるくるくるとよく回る / 猫田千恵子
(5票:なかはら 瀧村 中川 早川 三好)
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by nezimakikukai | 2016-12-26 22:20 | 句会結果報告 | Comments(0)

ねじまき番外編(2)  「寒」

1.寒鰤のふともものそのあかきところ            犬山高木
2.さよならを決めてわたしの寒の入り           米山明日香
3.北海道の寒さ爆発しています                松木秀
4.推敲に推敲重ね寒いギャグ                 丸山進
5.何もないところに寒をおいてみる             三好光明
6.寒暖差あってだるまの眉の位置             中川喜代子
7.寒々と障子を渡る五円玉                 安藤なみ
8.かゆくてもとどかぬ河馬の寒気団             月波与生
9.ぜったいに来るはずだった寒くなかった         笹田かなえ
10.トランプのパパにひれ伏す寒気団             松本清展
11.共和党寒中水泳大会                  森山文切
12.無視されて寒い今夜の玉子酒                無木
13.温く熱く寒く痛くて誰かいる              青砥和子
14.寒川にUSJを誘致する               いなだ豆乃助
15.「っぱねえっす、ぱねえっす」と来る寒太郎       魚澄秋来
16.捨て方がわからない寒天なこころ            守田啓子
17.失恋をまたしただけサ 寒の滝            福村まこと
18.究極の寒色である雪が積む               吉田吹喜
19.砕けそうなほどの寒さを渡される           徳田ひろこ
20.きのうより寒いステンレスのひかり           八上桐子
21.寒空に三日月 声は届いたか              須川柊子
22.「さっぶ」「寒い!」笑い転げる通学路         早川由香
23.吉田、吉田、吉田、お前がしゃべるたび寒い    なかはられいこ
24.極寒の朝がキンゾクオンで鳴る            猫田千恵子
25.振り向いた眼にはシベリア寒気団            ひとり静
26.寒い目で真っすぐ見てる被告席             坪井篤子
27.寒いので夫の布団もぐりこむ             橋倉久美子
28.寒くって右足にはく赤い舌              斉尾くにこ
29.満天の星 寒天の天の川               北原おさ虫
30.寒冷地仕様の顔で笑う姉               瀧村小奈生
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by nezimakikukai | 2016-11-21 23:07 | 句会結果報告 | Comments(0)

第135回ねじまき句会

題詠「宿」

1.どこよりも新宿にこだわるゴジラ / 青砥和子
(6票:魚澄 早川 中川 犬山 大嶽 米山)

2.新宿二丁目筋肉質な言葉とぶ / 米山明日歌
(7票:なかはら 瀧村 丸山 中川 青砥 安藤 妹尾)

3.宿をでる二日遅れの日記帳 / 三好光明    
(2票:猫田 青砥)

4.宿にはジャンヌダルクと記帳あり / 犬山高木
(3票:三好 安藤 ながた)

5.あと一枚あったはずなの「雪の宿」/ 魚澄秋来
(5票:なかはら 瀧村 三好 早川 米山)

6.人生とローン賭けても仮の宿 / 早川由香
(2票:安藤 大嶽)

7.吹き入れるとき土笛に宿る春 / 猫田千恵子

8.十月の鳩のまぶたに宿る音 / なかはられいこ
(5票:魚澄 瀧村 猫田 丸山 ながた)

9.なまぬるい秋の宿木よく眠れ / 妹尾凛
(1票:大嶽)

10.宿借りが美談におぼれ浮いている / 丸山進
(2票:犬山 ながた)

11.宿題を荒城の月が出してくる / 中川喜代子
(5票:魚澄 早川 丸山 犬山 米山)

12.宿世とてツルムラサキに生まれけり / 瀧村小奈生
(6票:なかはら 三好 猫田 中川 青砥 妹尾)

13.外に出て閉めて宿屋の色を見る / 安藤なみ

14.今は昔、宿題せずに外遊び / 大嶽春水
(1票:妹尾)

雑詠

1.面妖な抑揚ダライラマの喉 / 安藤なみ
(3票:三好 丸山 中川)

2.オハヨウのハとヨの隙に秋の風 / 瀧村小奈生
(4票:なかはら 猫田 青砥 大嶽)

3.防犯か監視カメラか金木犀 / 中川喜代子
(1票:早川)

4.月夜でも芒野原でもお断り / なかはられいこ

5.夕焼けや失禁していくダマスカス / 犬山高木
(3票:中川 安藤 妹尾)

6.覗き穴くらいの声はだせますよ / 米山明日歌
(9票:瀧村 三好 猫田 丸山 犬山 青砥 大嶽 安藤 ながた)

7.笑ってる百日草は2割以下 / 丸山進
(4票:なかはら 魚澄 中川 青砥)

8.もろもろのかなしみパンダの地団太 / 妹尾凛
(4票:瀧村 早川 米山 安藤)

9.蒟蒻を立ち直らせるなんて波 / 三好光明
(5票:早川 丸山 犬山 妹尾 ながた)

10.瓶底で出番待ちするあと一錠 / 早川由香
(2票:魚澄 猫田)

11.クレーンで吊り上げられる百年後 / 青砥和子
(5票:なかはら 魚澄 犬山 大嶽 米山)

12.端っこの席に聞きたいことがある / 猫田千恵子
(4票:瀧村 三好 米山 妹尾)

13.萩の散るたねやでふたつ栗きんとん / 魚澄秋来
(1票:ながた)

14.どんぶらこトラブル続きトラベラー / 大嶽春水
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by nezimakikukai | 2016-10-25 22:30 | 句会結果報告 | Comments(0)

第134回ねじまき句会

題詠「宮」

1.ぽこぽこと月から宮が生まれます/青砥和子
(5票:犬山 中川 早川 丸山 猫田)

2.月満ちる宮で始める指しゃぶり/猫田千恵子
(3票:犬山 中川 早川)

3.宮刑の宮司なくなく巫女になる/犬山高木
(1票:大嶽)

4.真夜中に宮司モデルの招き猫/三好光明
(1票:丸山)

5.宮仕えした事がある公孫樹/中川喜代子
(8票:なかはら 早川 北原 安藤 瀧村 八上 魚澄 妹尾)

6.消毒をした蚊をチェックする宮内庁/安藤なみ
(4票:早川 三好 八上 魚澄)

7.風宮にペトリオットを配備せよ/瀧村小奈生
(4票:なかはら 猫田 青砥 妹尾)

8.世界記録で海宮にたどりつく/妹尾凛
(3票:なかはら 安藤 八上)

9.いにしへの呼吸故宮に充満す/大嶽春水
(1票:北原)

10.羊水を満たし子宮は海になる/早川由香
(2票:北原 安藤)

11.月の野や宮澤賢治かくれんぼ/魚澄秋来
(3票:犬山 青砥 大嶽)

12.荷が下りてほっと二宮金次郎/北原おさ虫
(4票:三好 瀧村 魚澄 大嶽)

13.神宮から駅までにあう蟻の数/丸山進
(7票:中川 北原 三好 瀧村 八上 魚澄 猫田)

14.半身は日陰となって国府宮/なかはられいこ
(6票:丸山 三好 猫田 青砥 大嶽 妹尾)

15.重ねてみました守宮のつめたさを/八上桐子
(8票:なかはら 犬山 中川 丸山 安藤 瀧村 青砥 妹尾)


「雑詠」

1.ト音記号ヘ音記号で怒鳴り合う/犬山高木
(3票:なかはら 丸山 魚澄)

2.鬼皮を剥くふるさとは無いけれど/魚澄秋来
(5票:犬山 安藤 瀧村 八上 大嶽)

3.胡麻の実が弾け転がるひとり旅/早川由香
(1票:大嶽)

4.からだしかなくて鯨の夜になる/八上桐子
(11票:なかはら 犬山 早川 北原 丸山 安藤 三好 瀧村 魚澄 猫田 
 青砥)

5.腰掛ける人畜無害そうな席/猫田千恵子
(7票:中川 早川 三好 魚澄 青砥 大嶽 妹尾)

6.降車所のバスは乗れないバスらしい/瀧村小奈生
(2票:猫田 妹尾)

7.アイロンで伸ばす王家の左肩/青砥和子
(8票:なかはら 犬山 中川 早川 丸山 八上 猫田 妹尾)

8.秋だねえチャスラフスカの脚ひらく/なかはられいこ
(3票:犬山 八上 妹尾)

9.いきなりの絶対的な途中下車/三好光明
(5票:中川 安藤 瀧村 八上 青砥)

10.スタッフは皆ところてんアレルギー/丸山進
(5票:なかはら 安藤 瀧村 猫田 青砥)

11.秋空に新しい耳生えてくる/妹尾凛
(4票:中川 北原 丸山 魚澄)

12.鼻摘みミーンミーンと鳴いてみる/北原おさ虫

13.いきなりのノックに怒っている西瓜/中川喜代子
(4票:早川 北原 三好 大嶽)

14.落ちそうな岩の下には鎖蛇/安藤なみ

15.夜更かしの虫と秒針コラボする/大嶽春水
(2票:北原 三好)
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by nezimakikukai | 2016-09-27 22:37 | 句会結果報告 | Comments(0)

第133回ねじまき句会

「家」

1.家空き地路地家空き地空き地家/猫田千恵子
(7票:なかはら 丸山 安藤 大嶽 犬山 中川 瀧村)

2.空蝉の中の器の中の家/八上桐子
(1票:三好)

3.薄紙で家に猫耳つけてみた/妹尾凛
(4票:二村 三好 犬山 米山)

4.ピンポンと家が鳴くのでございます/なかはられいこ
(4票:妹尾 猫田 北原 中川)

5.家族だな透かし模様がおんなじだ/米山明日歌
(8票:二村 八上 魚澄 大嶽 北原 犬山 中川 瀧村)

6.三枚におろして茎のない家族/安藤なみ
(2票:北原 三好)

7.家庭的紫芋の座り方/中川喜代子
(9票:なかはら 八上 妹尾 猫田 大嶽 丸山 三好 米山 瀧村)

8.さあどうぞ仕掛け花火と中川家/青砥和子
(3票:八上 北原 丸山)

9.堂々と平家を名乗り飛ぶ蛍/北原おさ虫
(3票:魚澄 大嶽 中川)

10.脚本家みどりのひとは追い出して/三好光明
(2票:安藤 青砥)

11.コカコーラコカコーラゼロ格闘家/二村鉄子
(5票:八上 猫田 犬山 安藤 瀧村)

12.隠れ家に帰宅の時は合図して/大嶽春水
(2票:魚澄 青砥)

13.家紋なら丸に四つ葉のクローバー/瀧村小奈生
(4票:二村 猫田 安藤 米山)

14.マツコ似の家刀自おり盆休み/魚澄秋来
(5票:なかはら 妹尾 丸山 米山 青砥)

15.チャイム鳴り家路を急ぐ連合艦隊/犬山高木
(4票:なかはら 妹尾 魚澄 青砥)

16.いにしえの家賃におわれ水くぐる/丸山 進
(1票:二村)

「雑詠」

1.ドーピング大会組織いいんかい/安藤なみ
(1票:北原)

2.稲妻が金継ぎ茶碗の中駈ける/中川喜代子
(4票:魚澄 大嶽 犬山 青砥)

3.高気圧腰から下は本気です/犬山高木
(4票:丸山 魚澄 三好 米山)

4.もう一度箱に戻してする話/米山明日歌
(9票:なかはら 八上 妹尾 二村 魚澄 丸山 大嶽 中川 青砥)

5.きき耳ずきんで すいかの音を聞く/大嶽春水

6.この町を毎日去っていく電車/瀧村小奈生
(7票:なかはら 二村 魚澄 丸山 北原 中川 青砥)

7.ひぐらしの恋はカキクケコで綴る/北原おさ虫
(4票:猫田 犬山 安藤 瀧村)

8.手は毛を毛も手の毛へ毛と手が毛で手か/八上桐子
(5票:なかはら 妹尾 猫田 犬山 三好)

9.遠吠えのように挨拶する女/猫田千恵子
(9票:二村 妹尾 八上 丸山 大嶽 北原 安藤 米山 瀧村)

10.トラウマで駆ける戦前から逃げる/丸山 進
(2票:北原 中川)

11.ふくろうとまめでんきゅうが鳴き交わす/なかはられいこ
(6票:八上 猫田 犬山 安藤 米山 瀧村)

12.さざなみが聞こえるピンクのソーメン/妹尾凛
(6票:八上 大嶽 中川 米山 三好 青砥)

13.パンツ脱ぐページをなぞる温シャワー/三好光明

14.炎昼を蟻の太郎の出奔す/魚澄秋来
(1票:妹尾)

15.誰もこないやることがないアラモード/青砥和子
(3票:二村 三好 瀧村)

16.大学生対角線に十五人/二村鉄子
(3票:なかはら 猫田 安藤)
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by nezimakikukai | 2016-08-27 13:49 | 句会結果報告 | Comments(0)

第132回ねじまき句会

題詠「客」

1.大五郎刺客の未来に嫌気さす/犬山高木
 (1票:大嶽)

2.うすい影 観客席に置いてきた/大嶽春水
 (4票:丸山 中川 三好 魚澄)

3.貘呼んで客間の軸を食べさせる/中川喜代子
 (2票:犬山 大嶽)

4.柿の木から落ちた客室乗務員/丸山 進
 (4票:なかはら 二村 青砥 妹尾)

5.乗客は望まぬほうへずれてゆく/青砥和子
 (4票:瀧村 安藤 魚澄 大嶽)

6.客筋にピンクと青の筋入れる/三好光明
 (4票:丸山 安藤 二村 青砥)

7.お客さんと思ってた人が母でした/魚澄秋来
 (3票:瀧村 猫田 妹尾)

8.まだ青い隣の柿が客を食う/瀧村小奈生
 (4票:なかはら 猫田 三好 青砥)

9.高砂や鶴が客間を横切った/猫田千恵子
 (3票:丸山 犬山 妹尾)

10.お客さんあしたもくるのまいにちだね/二村鉄子
 (1票:三好)

11.水引に結ばれているお客さま/なかはられいこ
 (3票:犬山 中川 安藤) 

12.小さなお客さま降ってくる夕べ/妹尾凛
 (5票:なかはら 瀧村 中川 猫田 魚澄)

13.すり足ですり減っていくお客さん/安藤なみ 
(1票:二村)


雑詠

1.絵の外へわたしの椅子をさがしに/妹尾凛
 (2票:丸山 二村)

2.ど根性ガエルを焦がすアスファルト/安藤なみ
 (3票:瀧村 中川 妹尾)

3.約束をしているような夜と猫/なかはられいこ 
 (3票:三好 魚澄 大嶽)

4.積極的に付録をめざすバナナ/二村鉄子
 (5票:なかはら 瀧村 安藤 猫田 丸山)

5.変らずに明けるはな子のいない朝/猫田千恵子

6.肩甲骨剥がせば真新しい朝/瀧村小奈生
 (5票:なかはら 犬山 二村 三好 大嶽)

7.父さんがそっと鑑定される夏/魚澄秋来
 (5票:なかはら 丸山 三好 青砥 妹尾)

8.負けちゃえば穴の出口はすぐ近く/三好光明
 (6票:中川 安藤 二村 青砥 魚澄 大嶽)

9.裸の背に鱗一枚の錯覚/青砥和子
 (1票:犬山)

10.シンデレラのその後のような今朝の顔/丸山 進
 (2票:猫田 青砥)

11.解けていく輪の端っこを持たされる/中川喜代子
 (3票:犬山 魚澄 )

12.あつすぎてうなだれている扇風機/大嶽春水
 (1票:瀧村)

13.雲水のお勤めにあるヘアメイク/犬山高木
 (3票:中川 安藤 猫田)
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by nezimakikukai | 2016-07-26 18:06 | 句会結果報告 | Comments(0)

第131回ねじまき句会

題詠「室」

1.ここはどこかな理科室の匂いする/妹尾凛
(2票:なかはら 大嶽)

2.理科室の模型はヒップホップ系/猫田千恵子
 (7票:丸山 八上 北原 妹尾 中川 瀧村 青砥)

3.理科室の中にもあった赤鳥居/青砥和子
 (2票:妹尾 犬山)

4.教室という虚に吹く初夏の風/魚澄秋来
 (3票:北原 安藤 青砥)

5.室温に戻した玉子闊歩する/中川喜代子
 (2票:丸山 大嶽)

6.室温にもどして口にする「ごめん」/瀧村小奈生
 (8票:なかはら 八上 中川 安藤 三好 犬山 大嶽 魚澄)

7.サイレンと水母いっぱい室内に/なかはられいこ
 (5票:妹尾 瀧村 三好 青砥 猫田)

8.室内の空気一新する時間/大嶽春水
 (1票:北原)

9.花鳥風月語あやつる室外機/丸山 進
 (6票:八上 瀧村 妹尾 中川 三好 犬山)

10.船室の背骨のあやふやになって/八上桐子
 (5票:なかはら 三好 青砥 魚澄 猫田)

11.ミシュランに指狐見せてる和室/安藤なみ
 (3票:中川 犬山 猫田)

12.側室も無いが自分の部屋も無い /北原おさ虫
 (6票:なかはら 八上 丸山 瀧村 安藤 魚澄 猫田)

13.裸にはドキドキしない右心室/三好光明
 (3票:丸山 北原 魚澄)

14.消費税あかずの部屋へ閉じ込める/犬山高木
 (2票:安藤 大嶽)

「雑詠」

1.マネキンが着るからイカすクールビズ/北原おさ虫

2.笑点を見てる家族に蚊がとまる/安藤なみ
 (8票:なかはら 丸山 八上 妹尾 犬山 大嶽 魚澄 猫田)

3.無花果のジクの途中にあるかゆみ/八上桐子
 (7票:中川 瀧村 安藤 犬山 青砥 大嶽 猫田)

4.桜桃忌向かい合わない父と母/青砥和子

5.歯に着せた七色の衣謳歌する/丸山 進
 (3票:北原 安藤 魚澄)

6.もう少しで中途半端にたどり着く/三好光明
 (5票:なかはら 丸山 妹尾 中川 魚澄)

7.OFFの日はくしゃとしたいドラえもん/犬山高木
 (1票:中川)

8.茄子紺の紺を充電する時間/中川喜代子
 (7票:八上 妹尾 三好 犬山 青砥 魚澄 猫田)

9.受けて立つつもり桃色夾竹桃/瀧村小奈生
 (3票:北原 三好 青砥)

10.たぶんほんとパカっと痛い天気雨/妹尾凛
 (6票:なかはら 丸山 八上 瀧村 犬山 青砥)

11.父はいま空になるため空になる/なかはられいこ
 (5票:丸山 瀧村 安藤 大嶽 猫田)

12.ガチャガチャを回すと転がり出る少女/猫田千恵子
 (9票:なかはら 八上 妹尾 北原 中川 三好 瀧村 安藤 大嶽)

13.人間をただ見つめてる剥製は/魚澄秋来
 (1票:北原)

14.女子力で世の中まるくおさめましょ。/大嶽春水
 (1票:三好)
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by nezimakikukai | 2016-06-29 17:40 | 句会結果報告 | Comments(0)

ねじまき番外編

「実」

さようなら写実的にエイ笑う         犬山高木
アブドラザブッチャーだった実が落ちる    なかはられいこ
実はそのできちゃった婚ジジツコン      丸山進
桐の実の今さらなにを言い出すの       八上桐子
雨を見るみたいに青い実を見てる       妹尾凛
結実か摘果か梨の花は白           斉尾くにこ
桑田佳祐ののどちんこにもヤシの実が     月波与生
確実に葬るための蜆汁            笹田かなえ
青い実がドールハウスを埋め尽くす      青砥和子
六月の不実ばかりをなぞってる        米山明日歌
ブログから果実を獲ってアマゾンへ      三好光明
梔子が実はかくかくしかじかと        中川喜代子
ナスキュウリスイカモロコシコイ実る     早川由香
真実の口に行列する無謀           安藤なみ
湯に浮かぶ木綿豆腐の実直さ         瀧村小奈生
神の実話にヒトラーは出てこない       北原おさ虫
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by nezimakikukai | 2016-06-22 16:38 | 句会結果報告 | Comments(2)

ねじまき吟行会2016

2016年5月15日  白鳥庭園(名古屋市熱田区)

なかはられいこ

古今東西どちら向いても鯉の口
ぬるぬると鯉がひしめく北出口
こもれ陽が猫のかたちに揺れている
鳥が来て滝の水音ト長調
メルカトル図法で描く花しょうぶ

丸山進

餌撒くと鯉鳩烏ドロ試合
魂を水琴窟に吸われたり
竹林を抜けると風は素の匂い
関係者以外となり覗く茶会
汐入の湾曲よミスユニバース

二村鉄子

今月をぜんぶまとめて海苔でまく
砂が石に池が鯉に問いただす
赤と黒共通の敵椎若葉
泣き声にもれなく鳩がついて来る
大名古屋足下の水に濁りあり
 
瀧村小奈生

わたしだけ椚の匂いするみたい
水の音なのか木漏れ日だったのか
タメ口ですり寄ってくる鯉の群れ
やり直してもやり直しても筧
首筋に虹光らせて鳩が来る

三好光明

古傷を思い出させる池の鯉     
飛行機雲松の小枝をつらぬいて
水音に応えて揺れる花菖蒲
浮き島に鴨と亀さん阿弥陀籤
飛び石に右か左か迫られる

安藤なみ

借景を関守石が邪魔をする
皮を来て新竹青く立ちあがる
由緒ある庭に芝生は遠慮がち
ミファソまで弾ける水琴窟である
「のぞき」叶わず能書きを読み返す

中川喜代子

クチパクの鯉は静かな合唱団
新緑を飲んで少うしふくらます
石垣は知っているはず焼夷弾
マンションの洗濯物が見てる庭
腰折って 水琴窟は経を読む

犬山高木

白鳥で七億円の鯉さがす
おいアヤメ俺は今から昼飯だ
書割の庭園またぎ大あくび
高みまで一反木綿青い青い
ここからは立ち入り禁止コイのソノ

青砥和子

河骨と水底揺らす鯉尾鰭
鯉大口わたしは何も持たぬもの
水琴窟聞こえる耳と聞けぬ音
滝落ちて都会の音を押し流す
行き先はひとつにあらず吟行会
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by nezimakikukai | 2016-05-17 18:48 | 句会結果報告 | Comments(0)



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