あおによし金剛力士の骨密度 中川喜代子「おもしろ川柳会合同句集」第十一号より。 奈良の東大寺の金剛力士像。あの形相なので骨も強そうな感じがするけれど、意外とポッキリタイプかも。マッチョな胸筋のあたりを見ていると、いかにも肋骨が感じられる。何百年もたっている像なので、確かに骨密度は低下しているかもしれない。立ちっぱなしの金剛力士には運動不足も心配な要因である。などと、骨のない金剛力士の骨密度をあれこれ想像してしまうことが、作者にまんまとしてやられることなのだろう。でも、こんな楽しいやられ方なら大歓迎だ。中川さんは、そういうアイテム探しがとてもうまい。先月の句会の雑詠もそうだった。 過呼吸の内匠頭の菊人形 中川喜代子 保育園の頃だったか、初めて枚方パークで菊人形を見て受けた衝撃がよみがえった。そう、あのときは私のほうが過呼吸になりそうだったけど。「過呼吸」と「内匠頭」、しかもただの内匠頭ではなく「菊人形」の内匠頭なのだ。絶妙!
by nezimakikukai
| 2017-12-06 23:30
| 火曜日にはねじをまく。
|
Comments(0)
|
カテゴリ
フォロー中のブログ
外部リンク
最新のコメント
最新のトラックバック
検索
メモ帳
タグ
ライフログ
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ファン申請 |
||