愛知県連句協会から入選のお知らせが届いた。第31回国民文化祭あいち「連句の祭典」の歌仙募集に応募したねじまき句会のメンバー有志による歌仙「うすらひや」が愛知県連句協会奨励賞をいただいたとのことである。さっそく日曜日の句会の後にささやかに祝杯をあげた。が、悔しいのである。513巻の応募作品の中から目にとめていただけたことは幸せなことである。連句として明らかに瑕疵がありながらも、選んでいただけたということは捌きさえしっかりしていればもっといい作品にできたということに他ならない。連衆にこれほど恵まれながら、その力を生かせていない捌きの力不足が悔やまれてならない。捌きの力が足りないと・・・1.作品に疵をつくる。2.ルールに縛られて自由な物語が紡げない。この2点がいちばんいけないのだと思う。ルールを窮屈なものにするのも、作品を羽ばたかせるためのジャンプ台にするのも、捌きの力量次第なのではないか。愛知県連句協会からもう1通のお知らせが届いた。二村鉄子さんとの両吟で応募した「大名古屋ビルヂング」の入選のお知らせである。返す返すも連衆に恵まれているのだ。素晴らしい連衆のみなさんに申し訳ないことをしていると思うと、悔しくてたまらない。