月刊 ★ ねじまき 

少女について。

第131回ねじまき句会の雑詠の句。

ガチャガチャを回すと転がり出る少女  猫田千恵子

まさに「少女」である。こういうときに「少年」は出てこない。少女だって「ガチャガチャ」から出てくるはずはないのだが、出てきておかしくない気がするのだ。透明のプラスチックに入った少女。危うさや不完全さをもつ少女のイメージがすんなりと伝わってくる。ガチャガチャを回すときの期待感と諦めの入り混じった不思議な感覚も少女にふさわしい。粗雑なのに繊細で、安っぽさもあるのに抜群に輝いている。相反するものを内包して少女はそこにいる。東直子さんの短歌にも、しばしば少女が現れる。

真夜中にきらきら座る少女たち箱詰めされる球体として  東直子
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by nezimakikukai | 2016-07-12 22:51 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)
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