月刊 ★ ねじまき 

川柳社杜人創刊250号

 「川柳杜人」250号が届いた。巻頭の山河舞句さんの〈ごあいさつ〉を拝見して、その歴史を初めて知った。川柳の歴史を語るのに欠かすことのできない人々が関わった雑誌であることを知ると、心なしか手にした雑誌が重く感じられる。昭和22年から現在まで、脈々と受け継がれてきた歴史である。すごいことだなあとしみじみ思う。
 記念誌上句会では、ねじまき句会の八上桐子さんが「朝」の選者を務めた。また、ねじまきメンバーもたくさん参加させていただいた。250号の幸せをおすそ分けしていただいたようで、ありがたいことである。「川柳ねじまき」は、ただいま第3号をめざしているところ。ひよっこ以下どころか卵とも呼べない。数を思うと気が遠くなるので、目の前のひとつひとつのことにできるかぎりの力を尽くしたい。

*250号記念誌上句会より。

「朝」

文字がほどける雨の朝のぬけがら     妹尾凛
来る前に汚れてしまっていた朝      八上桐子
喃語からやわらかな朝溢れだす      青砥和子
輪郭をなくした朝を渡される       米山明日歌
重そうな袋に包囲される朝        三好光明
臨時ニュース「朝が故障で明けません」  丸山進
朝を待つ象の鎖骨にふれながら      瀧村小奈生

*「着」

終着駅出てみな違う歩きよう       青砥和子
古の名前のひとつ流れ着く        猫田千恵子
極楽に着地したのかそれっきり      中川喜代子
順番をまちがえないで光着る       妹尾凛
たどり着かないようにあなたを迂回する  瀧村小奈生
葉脈のような光を着て春は        妹尾凛
着メロは天突くヨイトマケの唄      丸山進
痒そうに終着駅が立っている       瀧村小奈生
目の中で妹が着けたくちびる       八上桐子

杜人のみなさま、創刊250号おめでとうございます。
心よりお祝い申し上げます。
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by nezimakikukai | 2016-06-27 16:57 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)
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