月刊 ★ ねじまき 

おとうとはとうとう夜の大きさに    八上桐子

9月の句会の雑詠から。題詠に力をふりしぼりすぎた月の句会の雑詠は、なんとなく緩い句が並ぶことがある。力尽きた・・・というところだろうか。9月もちょっとその傾向があったように思うのだが、八上桐子はちがっていた!桐子さん、ごめんなさい、とユルユルのわたしなどは平身低頭である。「夜の大きさ」が途方もなくつかみどころのないものを感じさせる。しかも、それは「おとうと」であって「とうとう」そんなことになってしまったのだ。「おとうと」と「とうとう」の音のリズムのよさも童歌のようで少々不気味である。湿り気を帯びたひんやりとした空気、見えない闇の深さ、夜の息遣いまでが感じられる。9月の雑詠の中では、断然この句がいい!とわたしは思っている。
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by nezimakikukai | 2015-10-13 23:37 | 火曜日にはねじをまく。 | Comments(0)
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